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米金融当局は対中貿易戦争で重荷となるべきでない-シェルトン氏

  • 米政権がFRB理事指名検討のシェルトン氏がインタビューで発言
  • 米金融当局は方針を転換し利下げの可能性さえ示唆-シェルトン氏

トランプ米政権が連邦準備制度理事会(FRB)理事への指名を検討している保守派エコノミスト、ジュディ・シェルトン氏は、米中貿易戦争のさなかに米金融当局として経済成長を抑制するような行動は差し控えるべきだとの考えを示した。

  シェルトン氏は29日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、外国為替市場への介入や財政刺激策を含め、「中国は国家統制の手段を用いて何でもできる」と指摘。「米金融当局がこの局面で間違ったことをして重荷となり、先行きの良好な成長見通しを一部損なう事態は望ましくない」と語った。

European Bank For Reconstruction And Development U.S. Executive Director Judy Shelton Interview

インタビューに応じたシェルトン氏(5月29日)

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  シェルトン氏はその後、ブルームバーグの記者団に対し、減税や通商政策などトランプ大統領の一連の政策に広範な支持を表明した。

  同氏は「現政権の政策課題を強く支持する」と述べるとともに、トランプ政権が通商問題で安易な勝利に甘んじることなく、米国にとって一段と有利な取引のために闘っていることに感銘を受けていると話した。

  一方、ブルームバーグテレビジョンでのインタビューで、昨年12月の米利上げは誤りだったと思うかと問われると、「米金融当局自体が認めているように、われわれは完全な方針転換を目にした。当局はできる限り早急に利上げする方向に傾いていたのに対し、現在は再考した上で静観の姿勢に転じ、反対方向に向かう可能性さえ示唆している」と答えた。

  シェルトン氏(64)は、2人分が空席となっているFRB理事候補の1人として自身が検討対象となっているとの認識を示しつつも、それ以上の詳細には言及を避けた。FRB理事就任には上院での承認が必要。

金融政策は成長志向の政策課題を支えるべきだとシェルトン氏は主張

(Source: Bloomberg)

原題:Fed Shouldn’t Be Trade-War Burden, Possible Fed Nominee Says (2)(抜粋)

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