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Photographer: Christophe Morin/Bloomberg

FCAとの巨大自動車連合、日産も合流を-ルノー会長のインタビュー

  • 日産が自社の誇りと技術を世界中で展開するのを見たい-スナール氏
  • ルノーは日産と三菱自に統合案説明、西川社長は「ポジティブ」とも
The Renault SA headquarters stands ahead of a news conference to announce the automaker's full year earnings in Paris, France, on Friday, Feb. 16, 2018. Renault’s chairman Carlos Ghosn pledged to cement the French automaker’s partnership with Nissan Motor Co. and Mitsubishi Motors Corp. after agreeing to stay on as chairman and chief executive officer for the next four years.
Photographer: Christophe Morin/Bloomberg

ルノーのジャンドミニク・スナール会長は30日、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)から提案を受けている統合で実現が期待される巨大自動車連合について、従来のパートナーである日産自動車にも合流してもらいたいとの考えを明らかにした。

Nissan, Renault and Mitsubishi Motors Heads Hold News Conference as Ghosn Seeks to Regain Clout

ルノーのスナール会長

Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

  スナール氏は30日の都内でのブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、ルノーが現在検討しているFCAによる統合案に関して、独禁法上の心配はほとんどないとの見方を示した上で、「より緊密なパートナーシップがアライアンスの価値を高める。日産が自社の誇りと技術を世界中で展開するのをみたい」と日産もルノー・FCAの連合に合流することを望んでいると話した。

  スナール氏によると、ルノーは29日に開かれた会合で日産と三菱自動車に対してFCAとの統合案を説明。会議が終わるころには日産側の出席者の雰囲気が変わり、一定の理解を得たとの手応えがあったという。FCAが統合提案を発表した後でルノーや日産の株価が上昇したと指摘し、日産保有のルノー株の分の議決権も戻ることから日産にとってもメリットがあるとした。

  スナール氏はアライアンスは繊細な組織で価値を毀損(きそん)することなく統合などのプロセスを進めるには、全員が同意しなければならないと述べた。日産については「学ぶところが多く、素晴らしい会社」と評価する一方で現状の業績悪化には懸念を示し、ルノーとしても日産のパフォーマンスを注視していると話した。

  FCAが27日にルノーに提案した統合案は、オランダに本社を置く統合会社を設立し、両社の株主が50%ずつ株式を持ち合う内容。調達コストの削減や研究開発の効率化により年間50億ユーロを超えるシナジーが期待されるという。工場は閉鎖しない方針。スナール氏はインタビューで、FCAとの統合は従業員の痛みを伴わないものにするとの考えを示した。

  FCAとルノーの年間の世界販売台数は870万台程度。日産と三菱自を加えると1500万台を超え、世界最大級の自動車グループとなる見通しだ。

  日産の西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)はルノーとの会合があった29日夜、統合によりアライアンスの間口が広がることは「ポジティブ」と評価したが、同時にクライスラーを持つFCAは北米市場では競争相手にもなり得るとも指摘した。三菱自の益子修会長兼CEOは「統合は難しい」と述べ、資本関係がなくてもアライアンスは維持できるとの見方を示した。

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