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フィアットのルノー統合案「事実上の買収」-仏PSAタバレスCEO

  • 統合案は「極めて日和見主義的」-PSA幹部宛てメモ
  • PSA、今年に入ってフィアットと提携の可能性について協議

フィアット・クライスラー・オートモビルズ(FCA)による仏ルノーとの統合案は、仏グループPSAから批判を浴びている。PSAは今回の統合計画で袖にされた格好となっており、投資家や政府が計画を支持しているのと対照的だ。

  「プジョー」と「シトロエン」ブランドを展開するPSAのカルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)は同社幹部に27日送付したメモで、今回の提案に対するリスクを強調した。ルノーが選ばれたのはカルロス・ ゴーン前会長の事件後、日産自動車とのアライアンスに問題が生じ、ルノーの企業価値が落ち込んだことが主な理由だと、メモで指摘。PSAは今年に入って、フィアットと提携の可能性について協議していた。

Future of Automobiles 'Tomorrow in Motion' Day at Paris Motor Show

カルロス・タバレスCEO

  同メモでは、「フィアット・クライスラーが提案した取引は極めて日和見主義的で、主に同社の利益となるもののように思われる」と記述。「ルノーにとって、これは日産と協議中の資産かもしれないが、アライアンスの弱体化、もしくは事業縮小につながる可能性もある」と記した。

  PSAの広報担当者はコメントを控えた。

原題:Peugeot Chief Sees Fiat Deal as ‘Virtual Takeover’ of Renault(抜粋)

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