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EU当局、英離脱後のロンドン証取での株取引制限を緩和-方針を転換

  • 域内投資家、ロンドン証取で全ての英国株を取引可能-ESMA
  • 合意なき離脱なら英国市場でEU銘柄の取引は依然として禁止

欧州連合(EU)の規制当局は、英国のEU離脱後にロンドン証券取引所での株式取引を阻止する方針を緩和した。この措置が発表されて以来、運用担当者や英当局から批判が続いていた。

  EUの市場監督当局である欧州証券市場監督機構(ESMA)は29日、英国が合意なしにEUを離脱する場合でも、域内投資家はロンドン証取であらゆる英国株を取引できると発表し、3月に打ち出したガイダンスを覆した。方針転換について、英EU離脱により混乱が生じるリスクを最小限に食い止められる可能性が高いためだと、ESMAは説明した。

  ESMAの当初方針では、ある銘柄の主要上場先がロンドンでもEU域内の投資企業は域内市場で取引する必要が生じ、アストラゼネカやリオ・ティント、ボーダフォンなどの株式に影響する可能性があった。運用担当者はこれらの株取引を実質的に禁止するものだなどとして、同措置に反発していた。

  英金融行動監視機構(FCA)はESMAの発表を歓迎しつつ、英国内で主に取引されているEU企業の株式についてなど全ての懸念には対処されていないと指摘した。

  ESMAはFCAとの議論や3月以降に受け取ったフィードバックを考慮し、今回の修正を決めたという。ただ、修正後も英国が合意なしにEUを離脱する場合、域内投資家はEU企業約6200社の株式について英国内での取引が禁止される。

原題:EU Softens Post-Brexit Limit on London Trading After Rebuke (1)(抜粋)

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