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債券下落、米金利低下一服や高値警戒感で売り優勢-2年入札は順調

更新日時

債券相場は下落。前日の米国債市場で長期金利の低下が一服したことに加えて、国内では超長期債利回りが2016年以来の低水準を付けた反動で売りが優勢の展開となった。

  • 長期国債先物6月物の終値は前日比12銭安の153円02銭。一時152円96銭まで下落
  • 新発10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.085%
  • 新発20年債利回りは0.315%、新発30年債利回りは0.48%と、ともに1.5bpの上昇

市場関係者の見方

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト
  • 欧州で過剰債務問題がクローズアップされるなど水面下でクレジットリスクが意識されやすく、主要国の国債に資金が向かわざるを得ない中で海外の金利低下スピードが速まっていた
  • 米国債市場は規模が大きく流動性もあるので、中継地点として流れ込んでいた資金が昨日はいったん引き揚げられたとみられる
  • 円債は長いゾーンを中心にかなりロングポジションが構築されていたが、いったん利益確定の売りが促されたのだろう

2年債入札

  • 最低落札価格は100円53銭5厘、ブルームバーグがまとめた市場予想の100円53銭を上回る
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は5.44倍、前回5.04倍
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は5厘、前回3厘
  • SBI証の道家氏
    • 市場が予想したよりも順調な結果だった
    • 米国債の利回りがここまで低くなったため、ドルを円に替えて円債の2年物を買った方がリターンを得られることから、海外勢の需要が旺盛だったとみられる
  • 備考:過去の2年債入札の結果一覧

背景

  • 29日の米10年物国債利回りは一時2.21%程度と、17年9月以来の水準まで低下したが、その後は2.26%まで下げ幅を縮小して引けた。この日の時間外取引では2.27%台まで上昇
  • 前日の国内債市場では新発20年債利回りが0.30%と16年8月以来、新発30年債利回りは0.465%と16年11月以来の水準に低下。長期金利はマイナス0.10%と今年の最低に並んだ

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.165%-0.180%-0.085%0.315%0.480%0.530%
前日比+1.5bp+1.5bp+1.0bp+1.5bp+1.5bp+1.0bp


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