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きょうの国内市況(5月29日):株式、債券、為替市場

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●日本株は反落、米景気の減速懸念と円高推移ー食料品など内需も安い

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  東京株式相場は反落。米中貿易摩擦の長期化を背景に米国の長期金利が低下し、景気の減速懸念から投資家の慎重姿勢が強まった。精密機器や化学など輸出関連に加え、食料品や不動産など内需も売られて幅広く下げた。

  • TOPIXの終値は前日比14.58ポイント(0.9%)安の1536.41
  • 日経平均株価は同256円77銭(1.2%)安の2万1003円37銭、3月25日以来の低水準

  サクソバンク証券の倉持宏朗チーフマーケットアナリストは、「中国がレアアースの輸出規制を示唆したことで米金利低下を誘発した」と指摘。「米中貿易摩擦が長引くことから、景況感に対する不透明感が台頭してきた」とみる。

  午前途中から下げ渋り、終値ベースで心理的節目の2万1000円を保った。市場では、4月末の追加型公社債投資信託(МRF)の残高が11兆円と待機資金は豊富で押し目買いの期待は高いものの買い進む材料がなく、安値からの戻りは弱いとの見方が出ていた。

  • 東証1部33業種は電気・ガス、精密機器、食料品、小売、不動産、化学、鉄鋼が下落率上位
  • 石油・石炭製品、ゴム製品は上昇

  
●長期金利が今年最低に並ぶ、マイナス0.10%に低下ーフラット化進展も

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  債券相場は上昇。長期金利は今年の最低に並ぶマイナス0.10%に低下した。米国や欧州債市場で長期金利が大幅低下した流れを引き継いだことに加え、国内株式相場の下げや円高を受けて買いが優勢となった。超長期ゾーンの金利低下幅が大きくなり、利回り曲線はフラット(平たん)化が進んだ。

  • 長期国債先物6月物の終値は前日比25銭高の153円14銭。一時は153円16銭と日中取引ベースで4月1日以来の水準まで上昇
  • 10年物354回債利回りは2.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.10%と、新発債として3月28日に付けた2016年8月以来の低水準に並ぶ
  • 新発20年債利回りは0.30%と16年8月以来、新発30年債利回りは0.465%と16年11月以来の低水準

バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 今週は年金勢が保有する債券の残存期間を伸ばすための買いに加え、昨日の40年債入札が強い結果となるなど国内の需給面で売り材料がないところに米欧金利が低下
  • 生損保による4月の超長期債買い越し額が同月としては12年以来の大きさとなるなど、買わざるを得ない資金への意識が広がっている

  
●ドル・円小幅安、米中貿易摩擦への懸念くすぶる-109円台前半

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  東京外国為替市場のドル・円相場は小幅下落。米中貿易摩擦の悪化懸念を受けた株安や米金利低下といったリスクオフの動きを受けドル安・円高が進んだ。その後、中国人民元が予想より元高方向に設定されたことや月末に絡んだドル買いなどで下げ渋る展開となった。

  • ドル・円は午後3時23分現在、前日比0.2%安の1ドル=109円18銭。14日以来の109円15銭まで下落後、一時109円44銭まで反発
  • ユーロ・円は0.2%安の1ユーロ=121円85銭。122円21銭を高値に、一時1月3日以来の121円83銭まで下落

CIBC証券金融商品部の春木康部長

  • 米S&P500指数が13日の安値を割り込み、米金利の低下が止まらない中で、ドル・円は下押し圧力を受けやすい
  • 米中貿易交渉について市場は改めて長期化を認識。G20までの解決は困難との見方も増えつつある中、レアアースの輸出制限のカードがちらつくなど対立激化の懸念も
  • 目先は月末を意識したドル買いもあり109円台は維持されている。下値余地の広がる米株次第では109円割れのリスクもあるが、108円台は買い場となりそう
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