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Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国経済の見通しが5月に悪化、貿易対立激化響く

  • 貿易摩擦の早期解決への期待後退-銅価格は下落、韓国の輸出減
  • 5月の中国経済は幅広い減速を目の当たりに-万千氏
Workers stand next to machinery in the mineral selection shop at the Dongguashan Copper Mine, operated by Tongling Nonferrous Metals Group Co., in Tongling, Anhui province, China, on Thursday, Jan. 17, 2019. On the heels of record refined copper output last year, China's No. 2 producer, Tongling, says it'll defy economic gloom and strive to churn out even more of the metal in 2019.
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国経済の見通しが5月に悪化した。4月の経済指標が予想より弱かったことに加え、米国との貿易対立再燃で信頼感にも影響が広がった。

  ブルームバーグ・エコノミクスは業況や市場センチメントに関する先行指標をまとめ、独自に指標を作成している。貿易摩擦の早期解決への期待が後退し、銅価格は下落。韓国の輸出も5カ月連続の減少となった。株式投資家や小規模企業のセンチメントも悪化した。

Recovery Disappears

Worst result since January shows economy struggling

Source: Bloomberg Economics

Note: Bloomberg Economics generates the overall activity reading by aggregating the three-month weighted averages of the monthly changes of eight indicators, which are based on business surveys or market prices.

  中国国家統計局が31日に発表する5月の製造業購買担当者指数(PMI)は再び節目の50を割り込むと見込まれており、当局には追加の景気対策を講じる圧力が早速強まる可能性がある。

  ブルームバーグ・エコノミクスの万千エコノミスト(香港在勤)は、貿易戦争の激化による大きな外的ショックで「5月の中国経済は幅広い減速を目の当たりにすることになる」と分析。輸出と市場センチメントはいずれも関税強化や華為技術(ファーウェイ)など中国テクノロジー企業の封じ込めによる影響を受けていると指摘した。

  中国当局は今週に入り、貿易戦争激化の影響に耐えられると強調。しかし、関税強化が5月の早い時期に発表された途端に規模が小さめの企業で慎重な見方が強まったことをスタンダードチャータードが公表した指数が示している。

  同行の申嵐エコノミスト(北京在勤)はリポートで、「米中貿易対立の激化による悪影響は関税引き上げ直後から表れ始めた」と指摘。「輸出業者は関税強化で販売や生産計画に大きな影響が及び、利益率も圧迫されると見込んでいる」と記した。

原題:China’s Economy Weakened in May Amid Trade Woe, Early Data Show(抜粋)

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