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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

【米国株】S&P500種2カ月ぶり安値、米国債上昇

更新日時
Pedestrians pass in front of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Friday, May 24, 2019. U.S. equities climbed at the end of a bruising week in which escalating trade tensions dominated markets.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

28日の米株式相場は下落し、S&P500種株価指数は3月以来の安値。米中の貿易摩擦は長期化する可能性がある一方、米10年債相場の上昇で、リセッション(景気後退)警告のサインが発信されたとの懸念が再燃した。

  • 米国株は下落、S&P500種は3月以来の安値
  • 米国債は上昇、10年債利回り2.26%
  • NY原油先物は続伸、中東や米国で供給リスク広がる
  • NY金先物は続落、貿易懸念でドル上昇

  S&P500種は2800に接近。米10年債利回りは低下し、3カ月物Tビル(財務省短期証券)の金利を9ベーシスポイント(bp、1bp)超下回った。リセッションの前兆として注目されている両年限の逆イールド現象が一段と進んだ。債券が買われた背景には、トランプ米大統領が米国には貿易問題で中国と合意する準備はまだないと述べたことがある。

  S&P500種は前週末比0.8%安の2802.39。ダウ工業株30種平均は237.92ドル(0.9%)下げて25347.77ドル。ナスダック総合指数は0.4%下落。ニューヨーク時間午後4時52分現在、米10年債利回りは6bp低下の2.26%。

  米中の貿易協議行き詰まりや緊張の高まりを受けて、リスク資産に対するセンチメントが悪化。これを背景に国債が上昇し、株価は世界的に月間ベースで今年初の下落となる見通しだ。金利に対する米金融当局の辛抱強いアプローチは、先週公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で確認された。投資家にとって一段の株高を見込む理由はあまりない。

  TDアメリトレードのトレーダー戦略マネジャー、ショーン・クルズ氏は電話インタビューで、「米中が近く解決に至ることはなさそうだとの事実を、市場は理解し始めている」と述べた。

10-year Treasury yields dropped to the lowest level since Oct. 2017

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。貿易摩擦でエネルギー需要が落ち込むとの懸念はあるものの、中東や米国などでの供給リスクが警戒された。米消費者信頼感指数の上昇を受けて、楽観も強まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は51セント(0.9%)高の1バレル=59.14ドル。ロンドンICEの北海ブレント7月限は70.11ドルで終了した。

  ニューヨーク金先物相場は続落。米中貿易摩擦のさらなる兆しを背景に、ドルが逃避需要で上昇した。トランプ大統領は米国にはまだ、貿易問題で中国と合意する準備はないと述べた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.5%安の1オンス=1282.50ドルで終了。

原題:Stocks Fall to Two-Month Low as Treasuries Rally: Markets Wrap(抜粋)
Oil Rises as Supply Risks Ripple Through Mideast, Great Plains
PRECIOUS: Gold Futures Decline as Dollar Rises Amid Trade Angst

(相場を更新し、第4ー5段落を追加します.)
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