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Photographer: Melissa Lyttle/Bloomberg

アマゾンが小規模業者への大量発注停止へ、数千社に影響か

  • コスト削減し、主要ブランドに焦点を絞ることで競争力高める狙い
  • 個々の販売パートナーとの関係を見直していると同社広報担当
Packages ready for shipment move down a conveyor belt at the Amazon.com Inc. fulfillment center in Baltimore, Maryland, U.S., on Tuesday, April 30, 2019. Amazon.com will spend $800 million in the current quarter to reduce delivery times for top customers to one day from two, trying to revive its main e-commerce franchise and ward off greater competition.
Photographer: Melissa Lyttle/Bloomberg

ネット小売り最大手の米アマゾン・ドット・コムは2カ月前、何の説明もなくサプライヤー数千社への発注を突如停止し、パニックを引き起こした。数週間後に静かに仕入れを再開した同社はそうした動きについて偽造品を排除するための取り組みの一環だと示唆し、サプライヤー各社は胸をなで下ろした。

  今回はより大規模かつ恒久的な措置で、アマゾンと同社に商品を長く提供してきた多くのベンダーとの関係が一変することになりそうだ。

  今後数週間で主に中小規模のサプライヤー数千社への大量注文がなくなると、アマゾンの計画に詳しい関係者3人が明らかにした。関係者によれば、同社の狙いはコストを削減し、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やソニー、レゴといった主要ブランドの仕入れに焦点を絞ることだという。そうなれば同社は必要な商品の適切な供給を確保できるほか、ウォルマートやターゲット、ベスト・バイなどと競合する上でプラスとなる。

  アマゾンからの安定した注文にずっと依存してきた小規模業者は、ネット上の商売の新たな方法を学ばざるを得なくなるだろう。アマゾンにとっても約20年前に自社の電子商取引サイトを独立系販売業者に開放して以降で最大級の戦略シフトとなる。計画が変更か中止となる可能性はあるものの、現時点では前進していると関係者は語った。

  アマゾンの広報担当は電子メールで送付した資料で、「当社は通常の事業慣行の一環として販売パートナーとの関係を個別に見直しており、ベンダーの大規模削減に関する臆測は間違っている」と説明した。

  匿名を条件に語った関係者らによれば、一般的にはアマゾンのサイトを通じた製品の年間販売額が1000万ドル(約11億円)未満の業者への大口発注を停止することになるが、カテゴリーごとに異なるという。

原題:Amazon Is Poised to Unleash Long-Feared Purge of Small Suppliers(抜粋)

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