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Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国ナスダック型の新市場、当面は黒字企業だけか

  • 申請段階まで進んだ111社のうち、昨年赤字は1社のみ
  • 具体的な開始日はまだ不明-貿易戦争に揺れる本土株の影響も
Investors stand in front of trading terminals at a securities brokerage in Shanghai, China, on Wednesday, May 30, 2018. Foreign investors are about to get a bargain. At least, that's the optimistic slant after Chinese equities slumped for the longest stretch since 2013, taking valuations back to two-year lows right before they feature on MSCI Inc. indexes from June 1.
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国は米ナスダック型の株式市場の新設を試みているが、現時点では予想されていたほど画期的ではなさそうだ。

  中国当局は新市場「科創板」で、赤字企業の上場を認めるためルールを緩和したが、審査リストまでたどり着いた最初の申請企業群を見る限り、大きな変化はまだ起きていない。申請段階まで進んだ111社のうち、昨年赤字だったのは1社のみ。その赤字企業だったナインボットの上場審査も保留されている。

Stronger Profits

China's tech board applicants are much more profitable than existing listings

Source: Shanghai Stock Exchange, Bloomberg

  上海河東資産管理で運用を担当する傅剛氏は「上場第1弾は成功が保証され、確実に良質なものにしたいと中国は考えている」と分析。「科創板を巡り徐々に規則を緩めていくだろうが、それまでは厳しい審査プロセスが残るだろう」と話す。

  これは上場銘柄の質を高めることにはつながりそうだが、企業側にとっては望んでいたほど上場プロセスは簡単ではなくなっている。詳細が不十分だとして科創板を創設する上海証券取引所が申請企業を質問攻めにするなど、多くの場合は厳しい問い合わせに見舞われている。

Decent Spending

  科創板の具体的な開始日はまだ明らかになっておらず、米国との貿易戦争に揺れる本土株式市場の影響を受ける可能性もある。だが、上海証取は来月5日に新規株式公開(IPO)に関して最初の会合を開いて3社の上場申請を審査すると発表しており、第1弾の承認が近く出される可能性も示唆している。

  上海証取にコメントを求めたが、今のところ返答はない。

Less Than A Billion

A majority of tech board applicants seek to raise less than 1 billion yuan

Source: Shanghai Stock Exchange, Bloomberg

NOTE: Data based on preliminary prospectuses of the applicants.

原題:China’s New Nasdaq Is Only Taking Profitable Startups for Now(抜粋)

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