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超長期債が上昇、40年入札好調で買い優勢-利回り曲線はフラット化

更新日時

債券相場は超長期債主導で上昇。米中貿易摩擦の長期化観測やイタリア財政問題など欧州情勢の不透明感に加えて、この日に実施された40年債入札が強い結果となったことで買いが優勢となった。超長期ゾーンの金利低下が大きくなり、利回り曲線はフラット(平たん)化した。

  • 40年物11回債利回りは入札結果を受けて2ベーシスポイント(bp)低い0.515%に低下
  • 新発20年債利回りは0.32%と2016年9月以来、新発30年債利回りは0.49%と3月25日以来の水準にそれぞれ低下
  • 新発10年債利回りは0.5bp低いマイナス0.075%と4月2日以来の低水準
  • 長期国債先物6月物は前日比7銭高の152円89銭で高値引け

市場関係者の見方

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト
  • 40年債入札が強い結果となったことを受けて、超長期債を中心に利回り曲線がフラット化する展開
  • 米中貿易摩擦以外に欧州で政治的な不透明感が強まる中で、世界的になかなか金利は上昇しにくい
  • 欧州中核国の国債利回りが極端につぶれる中で、消極的ながらも相対的に利回りが残っている超長期ゾーンの円債を買わなくてはいけなくなっている

40年債入札

  • 最高落札利回りは0.535%、ブルームバーグがまとめた市場予想の0.55%を下回る強い結果
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.87倍と昨年5月以来の高水準、前回は3.50倍
  • 備考:日本債券:40年利付国債の過去の入札結果 (表)

海外市場の動向

  • 27日の欧州債市場では、ドイツを中心に中核国と準中核国の国債利回りがブルフラット化。独10年債利回りは一時マイナス0.15%程度と2016年10月以来の低水準
  • イタリア、35億ユーロの制裁金支払いリスク-債務抑制できず

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
不成立-0.175%-0.075%0.320%0.490%0.515%
前日比 ー横ばい-0.5bp-1.0bp-1.5bp-2.0bp
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