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Photographer: Laura McDermott/Bloomberg

FCAが仏ルノーに統合提案-実現なら世界3位のメーカー誕生

更新日時
  • ルノー取締役会、「友好的な」提案を評価へ
  • 統合後企業に日産が加わることは歓迎ー関係者
The Fiat Chrysler Automobiles NV Jeep brand Jeepster concept vehicle sits on display during a media event ahead of the 52nd annual Moab Easter Jeep Safari in Auburn Hills, Michigan, U.S., on Tuesday, March 20, 2018. Jeep has had a hot start to the year thanks to growth around the globe, but it probably won’t be enough to meet Fiat Chrysler CEO Sergio Marchionne's goal of selling 2 million sport utility vehicles this year.
Photographer: Laura McDermott/Bloomberg

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は27日、フランスのルノーに両社の統合を提案した。統合が実現すれば、世界第3位の自動車メーカーが誕生する。自動車メーカー各社は自動車の電動化および自動運転化という費用のかかる転換に取り組むため、規模拡大を模索している。

  FCAの発表資料によれば、統合はオランダの持ち株会社を通じて行われ、両社が半分ずつを保有する。ルノーの取締役会は同日の発表文で、「友好的な」提案を検討すると表明した。

  ルノーのFCAとの協議は、ルノーの20年来のパートナーである日産自動車、それに三菱自動車抜きで進んできた。事情に詳しい複数の関係者によれば、FCAはルノーが短期的に日産との取引を目指さないと同意することを協議の条件にしてきた。統合後の企業に日産が加わることは歓迎するという。

  フィアット創業家、アニェッリ家の投資持ち株会社エクソールが統合後会社の筆頭株主になる見込み。FCAのジョン・エルカン会長は会長職にとどまる可能性が高く、ルノーのジャンドミニク・スナール会長が最高経営責任者(CEO)に就任する見通しだと、複数の関係者は述べた。

Automotive Shakeup

  27日の株式市場で、ルノーの株価は一時16.7%高。フィアットは一時19.5%上昇した。両社の時価総額は合計で約350億ユーロ(約4兆2900億円)。

  世界の自動車メーカーは新技術への多額の投資や、カーシェアリングなどのトレンドへの適応を迫られている。中国や米国、欧州など世界の大市場で販売が減少する中、各メーカーは統合を急ぐ必要性が生じている。FCAとルノーは50億ユーロ強のシナジー効果を見込んでいる。

Auto Megamerger

  
  FCAとルノーの昨年の合計生産台数は約870万台。独フォルクスワーゲン(VW)とトヨタ自動車は1000万台を突破。FCAとルノーに日産と三菱の生産も合わせると、1500万台超となる。

原題:Fiat Plans Merger With Renault in Latest Auto Industry Jolt (3)(抜粋)

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