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ドイツが中国新華社の記者3人を調査、NATO演習取材巡り-関係者

  • メルケル首相視察時に軍事機器を撮影と関係者
  • 首相はNATO高度即応統合任務部隊の演習を20日に視察
Chancellor Angela Merkel greets members of the NATO unit during a visit in Munster, Germany on May 20. 

 

Chancellor Angela Merkel greets members of the NATO unit during a visit in Munster, Germany on May 20. 

 

Photographer: Morris MacMatzen/Getty Images
Chancellor Angela Merkel greets members of the NATO unit during a visit in Munster, Germany on May 20. 

 
Photographer: Morris MacMatzen/Getty Images

ドイツのメルケル首相が北大西洋条約機構(NATO)の部隊演習を今月視察した際、取材に参加した中国人記者3人がどのような情報を集めたかをドイツ軍が調べている。安全保障に関わる問題だとして関係者が匿名を条件に語った。軍による調査は、中国国営の新華社通信に対する不信感の高まりを示唆している。

  疑念が生じたのは、新華社の記者が軍事機器を撮影し、兵士らに日々の行動について話を聞いたためだと関係者は説明。メルケル首相はドイツ北部ミュンスター地域でNATO高度即応統合任務部隊(VJTF)の演習を20日に視察。新華社の記者は他のジャーナリストと共に軍施設内に入り、首相の視察を報じることが認められていた。

  情報収集を担当するドイツ当局者は新華社がしばらくの間、監視下に置かれていると述べた。中国共産党とのつながりが理由だという。新華社の記者は中国のプロパガンダ(宣伝工作)活動を支え、当局が利用することになる海外データ・情報の収集に協力していると、独情報機関は見なしているとも同当局者は話した。

  新華社の海外取材部門担当者は同社の記者は調査を受けておらず、ドイツでは通常の現場インタビューをしていたと主張。中国外務省には通常開庁時間外に電話したが応答はなかった。ファクスでのコメント要請にも返答は得られなかった。

  米政府は昨年9月、新華社と中国環球電視網(CGTN)に外国代理人登録法(FARA)の下での登録を命じており、新華社は米国で行動や支出などを公開するよう義務付けられている。

原題:Germany Probes China Reporters for Snooping Around Military (2) (抜粋)

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