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サルビーニ伊副首相の同盟、欧州議会選で勝利-五つ星は後退

更新日時
  • 「同盟」が勝利し、イタリアの政党で最大勢力となる見通し
  • 「五つ星運動」への支持は低下し、第3勢力に後退する見込み

26日まで4日間の日程で行われた欧州議会選挙で、イタリアのポピュリスト連立政権のパートナーで、サルビーニ副首相が率いる「同盟」が勝利し、同国の政党で最大勢力となる見通しだ。ただ、サルビーニ氏が連立を解消し、首相就任に動くほど圧倒的な勝利とはなりそうにない。

  イタリア内務省の発表によれば、開票が90%余り終了した時点で、移民に反対する右派政党の同盟は34.4%の票を確保した。一方 やはり連立政権のパートナーでディマイオ 副首相率いる反エスタブリッシュメント(既存勢力)政党「五つ星運動」の得票率は17%にとどまり、第3勢力に後退する見込み。昨年の総選挙で敗北した民主党は 22.8%の票を獲得し、2位になりそうだ。

  同盟は昨年の総選挙(得票率17%)、2014年の欧州議会選(同6%)から大きく躍進したものの、サルビーニ氏が現在の連立を解消し、新たな総選挙の実施に動くには、30%という得票率は必要最小限の数字にすぎないと党幹部は考えている。

  同盟幹部のリカルド・モリナリ下院議員はRAIテレビに対し、「この選挙結果を政府の危機を引き起こすために利用するつもりはない」と述べ、同盟として五つ星との連立を維持する姿勢を直ちに打ち出した。

  同盟はフランスの極右政党「国民連合」などと欧州議会で会派を組んでおり、サルビーニ氏(46)には、イタリアの枠を超えて欧州のポピュリスト運動のリーダーになる野心があるが、今回の選挙結果がその熱意に水を差すことも考えられる。

原題:Italy’s League Surging Toward Top Spot Without Knockout Blow
*ITALY’S LEAGUE AT 34.4%, PD 22.8%, FIVE STAR AT 17%: VOTE TALLY
*ITALY INTERIOR MINISTRY RELEASES DATA WITH OVER 90% OF VOTES(抜粋)

(五つ星との連立維持するとの同盟幹部の発言などを追加して更新します.)
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