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中国金融当局トップ、米関税の影響は「限定的」-人民元投機に警告

米国が貿易問題を巡って緊張を高めることは同国の問題解決には一切つながらない一方、市場の変動を激しくし、世界経済を損なう。中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)の郭樹清主席がこうした認識を示した。

  郭主席は25日、北京で開催されたフォーラム向けの演説で、米国による関税引き上げは、たとえ最大限に引き上げたとしても中国経済には「非常に限定的な」影響しか及ぼさない上に、米国も同程度に傷つくだろうと述べた。演説原稿は銀保監会の報道担当者が読み上げた。

  郭氏は中国人民銀行(中央銀行)の共産党委員会書記でもあり、今月上旬に米中通商協議が頓挫して以降、貿易戦争について公の場でコメントした金融当局者として最高位。郭氏はまた演説の中で、人民元をショートにすれば巨額の損失を被るだろうとして投機的な投資家をけん制した。

  演説で同氏は、中国が消費主導型経済に一段とシフトしているとし、輸出品の多くは国内市場に仕向け先を変えることが可能だと指摘。中国は新たな海外市場を探すとも言明した。また、輸入業者は関税コストの分担に前向きで、一部の中国製品は代替困難であることが今後判明するため、米国向けにも引き続き多くの製品が輸出されるとの見方を示した。

PBOC has been keeping yuan fixings at levels stronger than 6.9

原題:China Regulator Downplays Trade War Impact, Warns on FX (1)(抜粋)

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