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5月24日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル指数が下落、週間でも下げ-弱気なシグナルが点灯

  24日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数が下落。他の主要通貨が全般に上昇する中、ドル売りが優勢になった。ドルは週間でも下げ、弱気なシグナルが点灯している。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%低下。今週の安値圏で終えた。ドルは主要通貨のほぼ全てに対して下落。3連休を前にポジション調整や損失確定の動きとなった。23日には5カ月ぶりの高値を付ける場面もあったが、週間では0.5%安
  • この日の主要10通貨の中では資源国通貨の上げが目立った一方、スイス・フランの上げが最も小幅だった
  • IHSマークイット・エコノミクスが23日発表した製造業の購買担当者指数(PMI)が弱かったことに加え、この日発表の耐久財受注統計も失望を誘う内容となり、中国との貿易摩擦の悪影響が成長見通しを圧迫していることを示した。今週発表された中古住宅販売と新築住宅販売も販売が減少
  • 23日にブルームバーグ・ドル指数が前日の取引レンジを上下両方向で抜け、低下して終わったことはテクニカル上、弱気な要因となった
  • 期限を迎えるオプションが通常より多いことも為替市場に影響した。27日は米国、英国とも祝日
  • ポンドはこの日の安値を付けた後、反発した。次の英首相への就任が有力視されているボリス・ジョンソン氏が合意の有無にかかわらず、10月末で欧州連合(EU)から離脱すると発言したことがポンド売りを誘った
  • ニューヨーク時間午後4時18分現在、ドルは対ユーロで0.2%安の1ユーロ=1.1206ドル。対円では0.3%安の1ドル=109円29銭

欧州時間の取引

  ユーロは1.12ドルを上抜け、1週間ぶりの高値を付けた。ユーロの買い戻しが入ったが上値は限定的で、中期的な弱気モメンタムが再び強まった。

原題:Dollar Weakens Broadly as Bearish Signals Flash: Inside G-10(抜粋)
Euro Short-Squeeze Fails to Challenge Bearish Bias: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が小反発、薄商いの中-波乱の1週間終える

  24日の米株式相場は連休を控え薄商いとなる中、小反発。ただ今週は貿易摩擦を受けた波乱の週で、週間ベースでプラスに戻すには至らなかった。米国債は小動き。10年債利回りは小幅に上昇した。

  • 米国株は小反発、貿易摩擦重しでS&P500種は3週続落
  • 米国債は小動き-10年債利回り2.32%
  • NY原油先物は反発、貿易懸念根強く週間では年初来最大の下げ
  • NY金先物は小反落、1オンス=1289.20ドルで終了

  S&P500種株価指数は今週1.2%安で、3週続落。米中貿易摩擦が世界経済の成長を抑制するとの懸念が高まったほか、前日発表された米製造業指標の低調も材料視された。ダウ工業株30種平均は5週続落、2011年以降で最長の連続安となった。

  S&P500種は前日比0.1%高の2826.06。ダウ平均は95.22ドル(0.4%)高の25585.69ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇。米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp)未満上昇の2.32%。

  ニューブリッジ・セキュリティーズのチーフ市場ストラテジスト、ドナルド・セルキン氏は、「問題は誰もが知っている通りだが、景気減速のシナリオだ」とし、「そしてもちろん貿易問題もある。解決には程遠いと見受けられる」と語った。

  祝日に伴う3連休を控え短縮取引となった米国債市場は材料難の展開。短期債の利回りが比較的大幅に上昇し、イールドカーブはフラット化した。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。株式相場の反発に追随した。ただ米中貿易摩擦を重しに、週間ベースでは6.8%安と年初来最大の下げを記録した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は72 セント(1.2%)高の1バレル=58.63ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント7月限は93セント高の68.69ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.1%安の1オンス=1289.20ドルで終了。
原題:U.S. Stocks Eke Out Gain as Tumultuous Week Ends: Markets Wrap(抜粋)
Front-End Treasuries Drift Lower as Yields Ease From YTD Lows
Oil Slumps to Worst Weekly Loss of Year as Trade Fears Linger

◎欧州債:イタリア債が上昇、サルビーニ副首相の融和的な発言で

  24日の欧州債市場でイタリア債が上昇。幅広い年限で利回りが低下した。サルビーニ副首相が財政赤字についてより融和的な姿勢を見せたことに反応した。メイ英首相の退陣表明を受け、英国債は下げ幅を縮小した。

  • イタリア2年債利回りは一時10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下。サルビーニ氏がドイツのメルケル首相、フランスのマクロン大統領と財政赤字上限の引き上げについて協議することに前向きだと述べたことが材料となった
  • ドイツ10年債利回りはマイナス0.12%で変わらず、フランス10年債も0.28%で変わらず、イタリア10年債利回りは9bp下げて2.55%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Surge on Salvini Comments; End of Day Curves(抜粋)

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