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大型バイオテク株を避ける投資家の動き、行き過ぎの恐れ-シティ

  • 後期段階の大型案件は好ましくないとバンサル氏
  • アムジェンとギリアドの投資判断引き上げ、バイオマリンも勧める

長らく低迷している一部の大型バイオテク株に投資家をもっと注目すべきだとシティグループのアナリストが指摘した。

  大型合併・買収(M&A)の復活を予想する他のセルサイドのアナリストとは異なり、シティのアナリスト、モヒット・バンサル氏はバイオテクの成長を刺激する効果が「疑わしい」として、後期段階の大型案件は好ましくないと指摘。大手バイオテク企業はM&Aで自制的なアプローチを堅持し、研究開発(R&D)の初期段階にある創薬系企業の買収を続けるべきだとリポートで提言した。

  バンサル氏は、投資家にとって「大型株を避ける動きは今や少し行き過ぎの可能性があり、見直しの時期かもしれない」と指摘。大型株のバリュエーションが歴史的な低水準にある状況で、「バイオテク企業は、社内パイプライン(創薬プロジェクト)に投資したり、初期段階の資産をパイプラインに充当したりすることで、基本に立ち返ろうとしている」と分析し、それが成長促進につながるはずだとの見方を示した。

  シティはアムジェンおよびギリアド・サイエンシズの投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。ベース事業の「安定性および予見可能性」を理由に挙げた。アレクシオン・ファーマシューティカルズとバーテックス・ファーマシューティカルズも「買い」に設定し、米バイオマリン・ファーマシューティカルの買いも勧めた。

  一方、バイオジェンとリジェネロン・ファーマシューティカルズの2社については「中立」とし、勧めていない。バイオジェンの脊髄性筋萎縮症(SMA)治療薬「スピンラザ」とリジェネロンの主力薬「アイリーア」は、いずれも競争上のリスクが高まっているという。

Biotech valuations beaten down on clinical disappointments, election woes

原題:Citi Says Biotech Tide May Turn as Large Deals Are Shunned (1)(抜粋)

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