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メイ首相が24日退陣表明と関係者-6月10日党首辞任、選挙戦へ

更新日時
  • 首相は6月10日の保守党党首辞任と党首選入りを提案すると関係者
  • 1922年委のブレイディ委員長との24日の会談後に詳細発表の見通し

メイ英首相は24日に首相職と与党保守党党首を退く時期を発表する見通しだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。首相が先に公表した欧州連合(EU)離脱に関する新たな提案に対し、党内で強い反発が広がっていた。

  メイ首相の今回の決断によって、EU離脱の方法を巡り3年にわたって与党および英国の世論が激しく分裂した在任期間が終わりを迎えることになる。

  関係者の1人によれば、トランプ米大統領の国賓としての英国訪問が終わり次第、党首選に入れるようメイ首相は6月10日に保守党党首を辞任する意向。党首選のプロセスは6週間を要する可能性があり、メイ氏はその間、暫定首相にとどまるつもりという。

U.K. PM May Seeks Support for Brexit Plan as Cross-Party Talks Falter

メイ首相

  関係者によると、メイ首相の退陣日程は、党首選を管理する保守党議員委員会(1922年委員会)のブレイディ委員長との間で合意が必要であり、24日に両者は会談する予定。

  メイ首相が退陣表明する見通しとなったことで、EU離脱の今後の方向付けは、次期首相の手に委ねられることになる。EUとの早期の決別を主張する離脱強硬派のジョンソン前外相が、現時点で最有力候補と目されており、既に出馬宣言を行った。「合意なき離脱」の可能性を投資家が考慮せざるを得ない状況で、ポンド相場は過去最長の下落局面となっている。

  EU離脱を巡るメイ首相の対応に強く反発し、欧州議会選挙での大敗を恐れる保守党議員の多くは、首相の可能な限り早期の退陣を望み、最後通告に直面するメイ氏が首相の座を追われる屈辱を避けるには、退陣時期を確定させる以外なかった。不信任投票の数日以内の実施に向けて、党規改正が保守党幹部の間で検討されていた。

  「EU離脱協定法案」を下院で通過させるため、メイ首相がEUとの関税同盟への一時的残留や再国民投票の可能性を盛り込んだ提案を21日に発表したことが、最終的な危機の引き金となった。首相の提案は各方面から直ちに拒絶され、最後の抵抗とも言うべきプランを葬り去る話し合いのため、閣僚を含む保守党内の離脱推進派が22日に多くの時間を費やした。

  首相の提案に反発する保守党のレッドソム下院院内総務(閣僚級)が同日夜に辞任を表明し、ジャビド内相やハント外相など他の閣僚も、EU離脱協定法案を支持しない立場を明確にした。首相が6月第1週に予定していた法案の下院採決は、棚上げされる形となった。

原題:Theresa May Set to Announce Timetable to Quit as Tory Leader (2)(抜粋)

(メイ首相への退陣圧力について追加して更新します.)
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