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債券上昇、米長期金利の大幅低下で買い優勢ー利回り曲線フラット化

更新日時

債券相場は上昇。長期金利は約1カ月半ぶりの低水準を付けた。米中貿易戦争の激化や世界経済への影響が懸念され、米国債市場で長期金利が大幅低下した流れを引き継いぎ、買いが優勢となった。超長期ゾーンの金利低下がやや大きくなり、利回り曲線はフラット(平たん)化した。

  • 長期国債先物6月物の終値は前日比8銭高の152円86銭。一時152円89銭まで上昇
  • 新発10年物354回債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)低下のマイナス0.07%と、4月2日以来の水準
  • 新発20年債利回りは0.325%と3月28日以来、新発30年債利回りは0.50%と4月3日以来の低水準

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト
  • 米中貿易戦争が激しくなり景気のモメンタムが鈍化する中、米債市場は原油安で期待インフレも低下し、それについていくような感じで米長期金利が下がっていく感じ
  • 30年や40年債が堅調で、超長期ゾーンは日本銀行が4月19日にオペを減額した時よりもフラット化している
  • 来週はフラット化を抑制するオペ減額も意識されるが、買いそびれた参加者はそれを期待している面もあり、減額されても金利はあまり上昇しない

流動性供給入札

  • 対象は残存期間1年超5年以下
  • 応札倍率は4.87倍、同年限の前回入札は4.41倍
  • 最大利回り差がマイナス0.005%、平均利回り差はマイナス0.006%
  • SMBC日興の竹山氏:
    • 入札結果は悪くない。5年ゾーンのショートカバー需要が入ったか
  • 備考:日本債券:流動性供給の過去の入札結果(表)

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.160%不成立-0.070%0.325%0.500%0.530%
前日比-0.5bp --0.5bp-1.0bp -1.0bp-1.0bp
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