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BofA、米国債など国債利回り予想下方修正-「悲惨」な環境で

  • 19年末の米10年債利回り見通し、3%から2.6%に引き下げ
  • 米中貿易合意へ期待は失われた-従来予測は非現実的な楽観を暗示

バンク・オブ・アメリカ(BofA)は米国など先進国の国債利回りの見通しを下方修正した。米中通商協議の迅速な決着への期待が失われたと指摘した。

  22日付のリポートによると、BofAの金利戦略グローバル責任者、ラルフ・プロイサー氏が「悲惨な状況の評価見直し」と呼ぶ今回の修正は、堅調な米経済と米利上げ、しっかりしたインフレにより債券安が進むという観測の後退を映す動きだ。米10年債利回りは先週、3月以降で初めて2.40%を下回り、引き続きその水準付近にあるが、BofAは年末水準の予想を2.6%とした。

  同行はドイツと英国、オーストラリア、カナダの債券利回り予想も引き下げた。世界各地の中央銀行での「著しくハト派寄りのトーン」や米国とユーロ圏での根強い低インフレ、英国の欧州連合(EU)離脱問題が未解決であることなど、予期せぬ展開を考慮した。

  プロイサー氏は新たな予測について、フォワード金利に比べ依然弱気だとしながらも、従来の予測は年内の状況を巡る「非現実的な楽観を暗示」していたと説明した。

  以下はBofAの10年債利回り見通し。

発行体現在6カ月フォワード最新予測5月20日の予測2018年12月の予測
米国2.39%2.46%2.60%3%3.25%
ドイツ-0.08%0.145%-0.10%0.35%0.60%
英国1.02%1.11%1.25%1.50%1.80%
オーストラリア1.63%1.66%1.90%2.25%3.10%
カナダ1.72%1.77%2%2.20%2.65%

原題:Bank of America, Citing ‘Misery,’ Cuts Bond Yield Forecasts(抜粋)

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