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中国国家主席、「新長征」への参加を国民に呼び掛け

更新日時
  • 習主席は長征出発地記念園を視察、長期戦に備え国民鼓舞か
  • 中国は独自のテクノロジー追求を、国営紙やテンセント創業者が訴え

米中貿易戦争が激しさを増す中で、中国の習近平国家主席が新たな「長征」に加わるよう国民に呼び掛けた。

  国営テレビが公開した動画によれば、共産党総書記でもある習主席は江西省にある長征出発地記念園を20日に視察。歓声を上げる聴衆に対し「今は新長征であり、われわれは最初からやり直す必要がある」と述べた。

  国共内戦で国民党軍と戦っていた紅軍(共産党軍)は1934年から同省を起点とする大移動を行った。このように長征は歴史的な意味を持つ言葉だが、習主席は昨年3月、共産党の提案を現実にする取り組みを「新長征」と呼んだ。国営新華社通信は22日の記事で、「中国の夢」実現への道として新長征を定義した。だが、実際の発言の翌日に短く報じられたことから、米国との長期戦に向けて国民を鼓舞する狙いがあるとも解釈できそうだ。

CHINA-JIANGXI-XI JINPING-INSPECTION (CN)

習近平国家主席、5月20日

ブルームバーグ

  中国の王毅外相は22日、キルギスのビシュケクで開かれた上海協力機構の会合で、米国が対等な立場で交渉に臨む気があるのなら、中国は応じると発言。だが米国が「極度の圧力」をかけることを選ぶなら、最後まで戦うことに迷いはないと言明した。

  王外相はさらに、華為技術(ファーウェイ)のような民間企業に対する米国の弾圧は「経済覇権国家の典型的な振る舞い」だと断じた。

  共産党機関紙・人民日報は22日の論説で、「テクノロジーでの独立性を成し遂げない限り、中国の経済的な安全保障は確保されない」と主張。テンセント・ホールディングス(騰訊)創業者の馬化騰(ポニー・マ)氏も、中国は独自のテクノロジー開発にかじを切る必要があると論じた。

  

原題:China’s Xi Calls for ‘New Long March’ as U.S. Tensions Worsen(抜粋)
China’s Xi Calls for ‘New Long March’ as U.S. Tensions Rise (2)

(第3段落以降に情報を加えます.)
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