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モラー特別検察官、議会証言避け下院民主党との非公開の会談求める

  • ロシア疑惑報告書を公に議論することに消極的姿勢を司法委に伝えた
  • モラー氏、公式声明を発表し非公式に質問受ける案など提示-関係者

2016年米大統領選へのロシアの干渉疑惑を捜査してきたモラー特別検察官は議会での証言を避け、下院民主党との交渉で非公開の会談を求めていることが、事情に詳しい関係者3人の話で分かった。

  モラー氏は民主党が率いる下院司法委員会に、政治的な争いに巻き込まれたくないとして、最終報告書について公に議論することに消極的な姿勢を伝えた。同氏は下院司法委から非公式に質問を受ける前に公式声明を出す案なども示したという。関係者は話し合いが継続中だとして匿名を条件に明らかにした。

  司法妨害に当たると多数の元連邦検察官から指摘されているトランプ米大統領の行動事例がモラー氏の報告書に記述されているため、民主党は同氏に公の場で話を聞きたい考え。モラー氏はバー司法長官が公表した報告書概要が特別検察官のチームの取り組みに関する「状況や本質、実態を十分に把握していなかった」と長官宛て書面で苦言を呈している。

  下院民主党はこれまでのところ、現在の政府当局者にモラー氏の調査結果について公に証言させることはできていない。ホワイトハウスは無編集の報告書と証拠を求める召喚状に対抗するため大統領特権を行使した。ただ、司法省は大統領特権行使がモラー氏による証言の妨げにはならないとの見解を示している。トランプ大統領はモラー氏の証言の是非について異なる意見を示しているものの、バー司法長官は異議なしと述べている。

  モラー氏と下院民主党とのやり取りの一部詳細はCNNとワシントン・ポスト紙が21日に先に報じた。

原題:Mueller Shuns Public Hearing as Talks Stall With House Democrats(抜粋)

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