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Photographer: Bloomberg/Bloomberg

対中貿易紛争に備える米半導メーカー、業界全体が「苦しむ」との声

  • 半導体業界は相互に絡み合ったサプライチェーンの一部
  • 一部中小メーカーは既に華為からの受注減による打撃を警告
Components are seen on a circuit board inside Huawei Technologies Co.'s S12700 Series Agile Switches on display in an exhibition hall at the company's headquarters in Shenzhen, China, on Tuesday, June 5, 2018. Facebook Inc. said it had data-sharing partnerships with four Chinese consumer-device makers, including Huawei, escalating concerns that the social network has consistently failed to tell users how their personal information flows beyond Facebook.
Photographer: Bloomberg/Bloomberg

トランプ米大統領が対中関税を引き上げ、中国の華為技術(ファーウェイ)への攻撃を先鋭化させる中、米半導体メーカーはそうした米中貿易紛争の激化に伴う代償に直面している。ここで現れつつある共通認識は、代償が高くつくということだ。

  半導体受託生産で米最大手、グローバルファウンドリーズのトム・コールフィールド最高経営責任者(CEO)は「この問題を解決しない限り、この業界にいるわれわれ全員が苦しむことになる」と指摘。「たとえ正しいことをしようとして、強制的に貿易の均衡を改善しようとしても、悪い結果をもたらす可能性がある」と述べた。

  ファーウェイへの米国技術の販売を事実上禁止する大統領令は、世界のサプライチェーンがいかに相互に絡み合っているかを明確に示している。中国の顧客やライバルに圧力をかけながら米国企業への打撃を回避しようとするのは、ほぼ不可能な状況となっている。

  コールフィールド氏の会社は米ニューヨーク州、ドイツとシンガポールに工場がある。表面的には、中国から発注先が移った場合に有利な状況にあるように見える。だが、それは単純すぎる見方だと同氏は話す。例えば、ある半導体はカリフォルニア州で設計された後、台湾または他のアジア地域で製造、パッケージングのためにマレーシアやフィリピンに出荷、その後デバイスに組み入れるために中国に送られるというケースもある。そこから国内で販売されたり、米国を含め世界中に出荷されたりする可能性がある。

  「半導体業界のサプライチェーンは完全に絡み合っている。お互いを切り離すことはできない」と同氏は語った。

  一部の中小半導体メーカーは、既にファーウェイや中国からの受注減で収益が損なわれていることを明らかにしている。ルメンタム・ホールディングスは21日、コルボは22日に業績予想を下方修正した。

原題:U.S. Chipmakers Prepare for China Trade Fight: All Will ‘Suffer’(抜粋)

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