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3月機械受注2カ月連続増、非製造業伸びる-判断「足踏み」継続

更新日時
  • 1-3月期は3.2%減、4-6月期の見通しは15.7%増
  • 4-6月期の大幅増は割り引いてみる必要がある-大和総研の小林氏

3月の機械受注は、民間設備投資の先行指標となる船舶・電力を除く民需の受注額が前月比3.8%増と、2カ月連続のプラスとなった。製造業に弱さが見られる一方、非製造業が伸び、増加率は市場予想を上回った。内閣府が22日発表した。

  基調判断は「足踏みがみられる」に据え置かれた。1-3月期の民需(船舶・電力除く)は前期比3.2%減と2四半期連続のマイナス。一方、4-6月期は15.7%増を見込む。

キーポイント
  • 3月の民需(船舶・電力除く)の受注額は前月比3.8%増8688億円-市場予想は横ばい
    • 製造業は11.4%減の3440億円、2カ月ぶりマイナス
    • 非製造業は13.4%増の5117億円、3カ月ぶりプラス
  • 外需の受注額は前月比9.0%増の1兆734億円
  • 1-3月期の民需(船舶・電力除く)は前期比3.2%減-2四半期連続マイナス
  • 4-6月期の見通しは15.7%増
機械受注の推移

エコノミストの見方

大和総研経済調査部の小林俊介エコノミスト(リポート):

  • 製造業に弱さが見られる中、非製造業は底堅く推移している
  • 先行きは、世界経済の減速で製造業は減少基調をたどるが、相対的に輸出依存度の低い非製造業では人手不足に対応するための省人化投資などの底堅い需要が期待され、受注全体では緩やかな減少に
  • 4-6月期は大幅増を見込んでいるが、これには5月から再燃した米中貿易摩擦の影響が含まれておらず、割り引いてみる必要がある

詳細

  • 3月機械受注の業種別では、製造業で減少率が大きかったのは、その他輸送用機械、はん用・生産用機械、業務用機械が押し下げに寄与。一方、非製造業で増加率上位は建設業、リース、運輸業・郵便業
  • 4-6月期は3四半期ぶりに増加の見通し、電子・通信機械や産業機械が回復をけん引する見込み-財務省担当者

背景

  • 1-3月期の実質国内総生産(GDP)速報値は2四半期連続のプラス成長となったものの、主要項目のうち設備投資は前期比0.3%減、輸出は2.4%減といずれも2四半期ぶりのマイナス
  • 4月の工作機械受注(速報値)は前年同月比33.4%減と7カ月連続で前年実績を下回る
(詳細を追加し、エコノミストコメントを差し替えて更新します.)
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