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債券上昇、20年債入札の強い結果受けて買い優勢ー利回りフラット化

更新日時

債券相場は上昇。米国が中国の華為技術(ファーウェイ)に対する米製品の禁輸措置を一部緩和すると発表したのを受けた海外市場の流れで売りが先行した後、20年債入札の強い結果を好感して買いが優勢となった。超長期債の金利低下幅が大きくなり、利回り曲線はフラット(平たん)化した。

  • 長期国債先物6月物の終値は前日比6銭高の152円71銭で高値引け。午前は152円59銭まで下落したが、午後に入ると水準を切り上げた
  • 新発20年物168回債利回りは1ベーシスポイント(bp)の低下。新発30年債利回りは1.5bp、新発40年債利回りは2bpの低下

市場関係者の見方

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長
  • 10年債利回りがマイナスなので、買われる時はプラスの金利を求める資金が30年債と40年債に集まりやすい
  • 今週は欧州議会選で反欧州連合(EU)派が台頭する懸念から、日経平均やドル・円などのリスク性資産の上値が重く、超長期債に買いが入りやすい
  • ただ、一本調子に金利低下が進むのではなく、振り子が振れるように上下動する展開ではないか

20年債入札

  • 最低落札価格は100円70銭とブルームバーグがまとめた市場予想100円65銭を上回る
  • 応札倍率は5.47倍と20年入札としては過去最高、前回は5.10倍
  • テールは5銭と前回の3銭から拡大
  • パインブリッジの松川氏
    • 今年度の発行減額の影響を考慮しても強めの結果だった
    • 最近は利付国債の入札結果はことごとく強いが入札後の相場がパッとしない傾向にあるので、買いの勢いが続くかどうかがポイントだ
  • 備考:過去の20年国債入札の結果一覧

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
成立せず-0.165%-0.055%0.350%0.520%0.550%
前日比 ー 横ばい-0.5bp-1.0bp-1.5bp-1.5bp
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