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ドイツ銀主要株主、アハライトナー会長に不満集中-23日株主総会

  • サーベラスやHNAなどが会長に退任迫る案を内々に議論-関係者
  • アハライトナー会長の経営改善努力は奏功せず、9四半期連続減収

ドイツ銀行の主要株主の一部は、監査役会のパウル・アハライトナー会長に対する不満を募らせている。

  カタール王室やサーベラス・キャピタル・マネジメント、中国の海航集団(HNAグループ)の代表らはアハライトナー会長に2022年の任期切れの前に退任を迫る案を内々に議論した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。株主はそれぞれに不満の声を挙げているが、23日に開かれる年次株主総会でどう投票するかは不明。

  同案の検討は、ドイツ銀が株主総会で厳しい質問に直面する新たな前兆だ。大手の株主助言サービス会社は、監査役会と取締役会による昨年の行動に反対票を投じるよう求めている。反対票が集まれば役員の面目をつぶす不信任票となるが、首脳陣に辞任を迫ることはなさそうだ。筆頭株主の ブラックロックは専門会社に株主総会での投票を委託した。

  欧州中央銀行(ECB)の上級幹部も、同会長の退任が同行にとって最大の利益になるとの見解を示唆したと他の関係者が明かした。最終決定は株主に委ねられているが、ECB幹部の間では同会長が同行の監督者として引き続き適任なのかどうか疑念が浮上しているという。

  同会長は7年前に就任したオーストリア人で、経営改善努力は奏功せず、成長や収益性の回復につながっていない。株価は過去1年に4割程度下落し、20日には過去最安値を付けた。9四半期連続の減収となり、クリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)は2019年通期の収入見通しを下方修正した。

  ドイツ銀行とアハライトナー会長、サーベラス、HNAの持ち分を管理するC-クアドラットの担当者はコメントを控えた。カタール王室には連絡が取れていない。ECBの担当者は、同中銀の銀行監督部門に「この件に関する見解はない」と説明した。

原題:Top Deutsche Bank Investors Focus Their Discontent on Chairman(抜粋)

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