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関税は「壊滅的」ナイキやアディダスがトランプ大統領に訴え

  • 税負担増やす措置は直ちに中止を-公開書簡に173社が署名
  • 米国の靴の消費者に直接影響し、さらに年間70億ドル負担へ
A NikeTown Store Ahead Of Earnings Figures

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

A NikeTown Store Ahead Of Earnings Figures

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

ナイキや独アディダスなどシューズメーカー大手はトランプ米大統領に対し、中国製シューズへの関税を再考するよう求め、「消費者や企業、米経済全体に壊滅的な」政策になると訴えた。

  大統領に宛てた20日付の公開書簡は合計173社が署名し、業界団体のウェブサイトに掲載された。ムニューシン財務長官とロス商務長官、クドロー国家経済会議(NEC)委員長にも送付された。

  同グループは「われわれの何億人もの靴の消費者と何十万人もの従業員を代表し、税負担を増やすこの措置を直ちに中止するよう求める」とした上で、 「中国からのすべての輸入品に関税を賦課する提案は米国の消費者に費用負担を求めるものだ。この貿易戦争を終わらせる時が来た」と主張した。

  トランプ大統領が中国製品に対する関税を最高25%に引き上げる構えを示したことから、米中貿易摩擦は緊張が高まっている。米通商代表部(USTR)は先週、関税引き上げ対象となり得る約3000億ドル(約33兆円)相当の品目リスト公表しており、スニーカーからサンダルまであらゆるタイプの靴が含まれている。トランプ大統領は来月、中国の習近平国家主席と関税について協議する予定。

  トランプ大統領は中国が関税を支払うと繰り返し述べているが、この見解は語弊があるか誤りだと批判する声もある。今月にはクドローNEC委員長が米中「双方」が払うと認めた。

  公開書簡は「毎年30億ドルの関税に直面する業界としてわれわれは、輸入靴のコストが増えれば米国の靴の消費者に直接の影響が及ぶと断言できる」とし、今回の関税措置が実施されれば、年間でさらに70億ドルを米国の顧客が負担することになるとの試算を示した。

原題:Nike, Adidas Call Tariffs ‘Catastrophic’ in Open Letter to Trump(抜粋)

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