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中国は米国の「いじめ」と闘うため「揺るぎない決意」-駐EU大使

  • 米国は先週、ファーウェイをブラックリストに掲載し輸入を制限
  • 張大使:中国企業の正当な権利と利益を守るため「最善の努力」へ
トランプ大統領

トランプ大統領

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
トランプ大統領
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

トランプ米大統領が先週、中国の通信機器メーカー、華為技術(ファーウェイ)をブラックリストに掲載したのを受け、中国は報復する可能性があると同国の駐欧州連合(EU)大使が明らかにした。

  トランプ大統領は先週、中国との貿易戦争で要求を引き上げ、ファーウェイの事業を抑制する措置を発表。世界各国の企業に影響が出始めている

China's EU Ambassador Zhang Ming Interview

中国の張明・駐EU大使

写真家:Geert Vanden Wijngaert / Bloomberg

  張明大使は20日にブリュッセルでインタビューに応じ、「これは誤った行動であるため、当然対応があるだろう」と指摘。「中国企業の正当な権利と利益が損なわれているため、中国政府は傍観しない」と述べた。

  トランプ大統領は17日、ファーウェイや中興通訊(ZTE)が製造した通信機器の米国内での販売制限につながり得る大統領令に署名した。トランプ政権は中国企業が同国政府をスパイ活動で支援せざるを得ない状況に置かれていると主張し、米企業との取引を禁じられ得る対象リストにファーウェイを掲載した。

  張大使は米国の行動を「政治的動機による」もので、「輸出管理措置の乱用」だと批判し、「米政府は行政手段を通じてファーウェイを打倒しようとしている」と指摘。中国は「自国企業の正当な権利と利益を守るため最善の努力を尽くす」と述べ、米政府に対し「これ以上道を誤ることなく、米中関係にさらなる混乱を招くことを避けるよう」呼び掛けた。

  トランプ大統領が今月、中国からの輸入品2000億ドル(約22兆円)相当に対する関税を引き上げ、同国からの全ての輸入品に関税を適用する方針を表明したことについて張大使は、米国政府が1年余りにわたる貿易協議を「いじめや脅迫」で台無しにしていると非難。対話への扉は開いておくとする一方で、中国はこうした戦術に直面しても引き下がることはなく、欧州や世界のその他の地域と結束し世界の貿易体制を擁護すると指摘。米国が一方的外交と保護主義の結果、孤立していると主張した。

  張大使は「中国には自国の正当な権利と利益を守るための揺るぎない決意がある」とし、「米国が闘うというなら、われわれは最後までそれに付き合い、真剣に闘う。言い換えるなら、ボールは米側のコートにある」と話した。

原題:China Warns About ‘Unwavering Resolve’ to Fight U.S. ‘Bullying’(抜粋)

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