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5月20日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル小幅安、パウエルFRB議長講演を控え薄商い

  20日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが小幅安。米中貿易協議に関する新たなニュースが乏しい中、狭いレンジ内での動きにとどまった。また米東部時間午後7時にパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が予定されていることから、様子見姿勢も広がった。

  • ニューヨーク時間午後4時33分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下。ドルは主要10通貨のうちスウェーデン・クローナを除くすべてに対して値下がり。パウエル議長はアトランタ連銀主催の金融市場に関する年次会議で講演する
  • 豪ドルは主要10通貨で上昇率トップ。18日投開票の同国総選挙でモリソン首相率いる与党・保守連合(自由党・国民党)が予想外に勝利したことで、景気減速の中での政権交代に対する懸念が後退した
  • 米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp)上昇の2.41%
  • ドルは対ユーロで0.1%安の1ユーロ=1.1165ドル。対円では0.1%下げて1ドル=110円03銭

欧州時間の取引

  豪ドルが上昇。総選挙での与党連合の勝利が背景。ポンドも高い。英政局の混乱が続く中、ポジション調整の動きが出た。ドルは主要10通貨のうち円を除くすべてに対して下落。リスク回避の動きが落ち着き、資源国通貨が値上がりした。
原題:Dollar Softens Amid Light Flows Before Powell: Inside G-10 (抜粋)
Aussie Rallies, Dollar Drops Before Powell Speech: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が続落、貿易懸念がハイテク直撃

  20日の米株式相場は続落。トランプ大統領が中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)などを米市場から事実上締め出す大統領令に署名したことでテクノロジー株が売りを浴び、貿易への懸念が高まった。

  • 米国株は続落、貿易懸念でハイテクが大幅安
  • 米国債は下落-10年債利回り2.42%に上昇
  • NY原油先物は反発、主要産油国の減産維持見通しで
  • NY金先物は小反発、ドル安と米中貿易摩擦懸念で

  S&P500種株価指数は2営業日続落。中でも半導体銘柄の下げが目立った。ナスダック100指数は1.7%安と、1週間ぶりの大幅安。一連の経済指標発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事要旨公表を週内に控える中、米10年債の利回りは上昇した。

  S&P500種株価指数は前週末比0.7%安の2840.23。ダウ工業株30種平均は84.10ドル(0.3%)安の25679.90ドル。ナスダック総合指数は1.5%下げた。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp)上昇の2.42%。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。下げに転じる場面もあったものの、終盤に再び堅調となった。米中貿易摩擦がエスカレートする兆候が上値を抑えたものの、主要産油国が減産を延長する兆しがより材料視された。サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は週末、減産体制の維持に前向きなことを示した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は、34セント(0.5%)高の1バレル=63.10ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント7月限は24セント安の71.97ドルとなった。

  ニューヨーク金先物相場は小反発。ドルの下落に加え、米中貿易摩擦が悪化するとの懸念で株安となったため、金の逃避需要が高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.1%高の1オンス=1277.30ドル。

  貿易摩擦関連の展開を見極める不安定な相場展開が続いた。華為への製品供給を事実上禁じる米政府の措置は世界的に波紋を広げ、部品製造業者の一部を直撃。トランプ大統領は貿易戦争に「非常に満足」しているとし、自分が大統領である間は中国が米国を抜いて世界一の経済大国になることはないと、インタビューで語った。

  米国債は材料難のなか下落。テクノロジーやメディア関連を中心に米国株が下げる中でも、米国債は下げ幅を広げた。長期物は比較的下げ幅が小さく、5年債と30年債の利回り差が縮小した。
原題:U.S. Stocks Finish Lower as Trade Jitters Hit Tech: Markets Wrap(抜粋)
USTs Drift Lower, Lacking Catalyst; Options Activity Heats Up
Oil Rebounds as OPEC+ Restraint Outshines Trade-War Uncertainty
PRECIOUS: Gold Advances as Dollar Slips, Trade Batters Stocks

◎欧州債:イタリア債が下落、欧州議会選挙控え-ドイツ債小幅安

  20日の欧州債市場でイタリア債が下落、朝方の上げを消した。イールドカーブはベアフラット化。この日の株価は世界的に下落。イタリアのサルビーニ副首相は財政方針を巡り強硬的な文言を繰り返した。ドイツ債は小幅安。フランスを中心に準中核国債は下落した。

  • イタリア2年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げて0.65%。10年債利回りは4bp上げて2.7%。サルビーニ氏はトランプ米大統領が指揮したような財政改革が望ましいと表明した。トリア財務相は反論している。
    • イタリア債は朝方上昇。トリア財務相が予算について融和的な姿勢を見せたことが背景
    • 今週予定の欧州議会選挙に市場参加者の注目が集まっている
  • ドイツ債は軟調を維持した。日本の1-3月期実質GDPが良好だったほか、今後数日間に行われる入札も重しとなった
  • ドイツ10年債利回りは2bp上げてマイナス0.09%、フランス10年債利回りは3bp上げて0.31%。イタリア10年債利回りは4bp上昇の2.70%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Decline Ahead of EU Elections; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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