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超長期債が上昇、世界景気の先行き不透明感で買い圧力

更新日時

債券市場では超長期債が上昇。米中貿易摩擦などを背景に世界的に景気の先行き不透明感が強まる中、利回りがプラス圏を維持している超長期債に押し目買いが入った。

  • 長期国債先物6月物の終値は前日比3銭高の152円65銭。一時は152円66銭まで上昇
  • あすに入札を控える新発20年債の利回りは、日本相互証券の前日午後3時の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.36%で推移
  • 新発10年債利回りは横ばいのマイナス0.05%

市場関係者の見方

バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 世界的に景気の先行きに対する懸念が高まっていることを考えると、待っていても利回りは上昇しなさそうだという見方が生じやすい
  • 消費増税の延期観測を材料にした調整売りで、超長期ゾーンの利回りが上昇したところで押し目買いが入った感がある
  • ただ、あすの20年債入札が純粋に供給イベントになり、その後は来週まで日本銀行の買い入れオペが予定されていないので、利回りを押し下げて買うほどの動きはない

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年超5年以下と5年超10年以下など
  • 買い入れ額は1-3年が3500億円、3-5年が4000億円、5-10年が4800億円にそれぞれ据え置かれた
  • 応札倍率は1-3年が3.86倍と、2月以来の高水準。一方、3-5年と5-10年は前回から低下
  • BofAの大崎氏
    • 1-3年の結果が弱かったが、短いゾーンは外国人投資家の買いが減っているとの話もあり、需給が緩んでいる感ある
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧 (表)

背景

  • 米トランプ政権の措置を受けて、米テクノロジー大手が中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)への部品供給を凍結。20日の米株式市場では半導体銘柄の下げが目立った
  • この日の東京株式相場は小幅反落し、日経平均株価は前日比0.1%安の2万1272円45銭で引けた

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.160%不成立-0.050%0.360%0.535%0.565%
前日比横ばい --横ばい-0.5bp-0.5bp-1.0bp



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