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トランププット発動へ、米政権は4%の株安容認せず-クラノビッチ氏

  • トランプ大統領、パウエルFRB議長より先に動くだろう
  • 年末のS&P500種を3000と予想、通商合意なら3200も

株式投資家は相場が下落するたびに積極的に買っている。貿易戦争の中で米当局が持続的な株安を容認しないと分かっているかのようだ。

  貿易摩擦が再び相場に影響した場合、先に動くのはパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長ではなく、トランプ大統領だろうと、JPモルガン・チェースのクオンツストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏が16日のリポートに記述した。

  「米政権の行動を観察すると、貿易戦争に対する論調とセンチメントがS&P500種株価指数が約100ポイント動くたびに変わることが分かる」と同氏は指摘。「トランププットは3-4%アウト・オブ・ザ・マネーだと思われる。恐らく10-15%アウト・オブ・ザ・マネーの『FRBプット』よりずっと前に発動されるだろう」と分析した。

U.S. equity futures erase nearly all of Monday's massive loss

  S&P500種先物は、トランプ大統領が中国製品の関税引き上げを警告する前の3日から13日の間に最大5%下落。大統領は13日夜、中国との協議が「非常にうまくいくという感触を持っている」とし、3-4週間のうちに進展が示されるだろうと述べた。これを受けて先物は上昇。先週はそのほか、日本と欧州連合(EU)からの輸入車に対する関税措置先送りなどが伝えられた。

  クラノビッチ氏は「地政学上の新たな対立激化がなければ、株価の下落余地は限られるだろう」と記している。同氏はS&P500種が3000で今年を終えると予想。通商合意に至れば最高で3200、協議決裂でも下落は2550までとみている。

原題:JPMorgan’s Kolanovic Says Trump Won’t Tolerate 4% Trade Sell-Off(抜粋)

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