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豪総選挙、与党・保守連合が勝利-景気減速下でも劣勢覆す

  • 保守連合は少なくとも74議席獲得へ、過半数確保は不透明-ABC
  • 経済運営の実績や財政黒字化など訴えた与党が逆転

オーストラリア総選挙が18日投開票され、与党・保守連合(自由党・国民党)が勝利した。選挙前の政党支持率では与党の劣勢が目立ったが、景気が減速する中で有権者は引き続き保守連合に経済運営を託した。

  オーストラリア放送協会(ABC)によると、開票率75%時点で下院(定数151)のうち保守連合が少なくとも74議席を獲得する見通し。一方、野党・労働党は66議席を確保するにとどまりそうだ。少数政党は計6議席、未確定が5議席。保守連合が過半数の76議席を確保できるかはなお不透明だが、労働党のショーテン党首は18日に敗北を認め、辞任する意向を表明した。

Australia Goes To The Polls

支持者らに手を振るモリソン首相(18日)

Photographer: David Gray/Bloomberg

  自由党内では派閥抗争が絶えず、昨年8月に就任したモリソン首相(51)は4年間で3人目の党首だった。ターンブル前首相は政界を昨年引退し、アボット元首相も今回の総選挙で議席を失う中、保守連合にとっては大きな勝利となった。

  労働党は低所得者向けの減税や最低賃金引き上げ、積極的な温室効果ガス削減、不動産・株式投資家向け優遇措置の縮小などの政策を掲げたが、経済運営の実績や全般的な減税、財政黒字化などを訴えた与党に逆転を許した。

  オーストラリアの景気拡大は約28年続いているが、住宅市場の落ち込みや米中貿易戦争の激化で景気が脅かされる中、継続を訴えるモリソン首相に支持が流れた。

  トランプ米大統領はツイッターで、「見事な勝利」だったとモリソン氏に祝意を伝えた。

Australia has avoided recession since 1991, but growth is slowing

原題:Australia Conservatives Ride Economy to Shock Election Victory(抜粋)

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