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【米国株・国債・商品】株が4日ぶり反落-貿易問題への懸念重し

17日の米株式相場は4日ぶりに反落。貿易関連のニュースが数多く流れる中、神経質な相場展開となり、特にテクノロジー株が売りを浴びた。

  • 米国株は下落-週間では今年初の2週連続の下げ
  • 米国債は上昇-10年債利回り2.39%
  • NY原油先物は反落-週間では4月第1週以来の大幅高
  • NY金先物は続落-中国の態度硬化示唆でドル上昇

  S&P500種株価指数は前日比0.6%安の2859.53。ダウ工業株30種平均は98.68ドル(0.4%)安の25764.00ドル。ナスダック総合指数は1%下げた。米国債は小幅上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp)未満低下の2.39%。

  S&P500種は週間ベースでは、今年に入って初の2週連続の下げ。米中の通商協議が行き詰まっているとの観測が広がった。前日までの3日間は、両国が最終的には取引をまとめるとの楽観論に支えられていたが、この日は取引終了にかけて下げが大きくなり、市場の不安定なムードを浮き彫りにした。ナスダック100指数は前日比1%安。トランプ政権が中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)製品の販売に制限を課したことが嫌気され、半導体株が軟調だった。

  トランプ政権は17日、米国が日本や欧州連合(EU)などから輸入する自動車・同部品に対する関税発動を延期したほか、カナダ製の鉄鋼とアルミニウムの輸入関税を撤廃することで合意したとして、市場の動揺を落ち着かせるような行動を取った。しかし、米中の交渉状況は不透明なままだ。

  インディペンデント・アドバイザー・アライアンスの最高投資責任者(CIO)、クリス・ザカレリ氏は「中国との貿易戦争の現状について市場にはさまざまな見方がある。市場参加者は誰でも、明らかにそれを意識している」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。米中通商対立への懸念があらためて強まったことが手掛かり。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は、11セント安の1バレル=62.76ドルで終了した。週間ベースでは1.8%上昇と、4月第1週以来の大幅高。今週起きたサウジアラビアのタンカーやパイプラインへの攻撃で同国とイランの緊張激化が意識され、相場を支えた。ロンドンICEの北海ブレント7月限は前日比41セント下げて72.21ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。米国の誠意を示す新たな動きがない限り、米当局者が訪中して通商協議を行うことに意味はないと中国国営メディアが報道。中国の態度硬化が示唆され、ドルが上昇した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.8%安の1オンス=1275.70ドル。週間ベースでは0.9%下落した。

原題:Stocks Fall for Second Week on Trade Concerns: Markets Wrap(抜粋)
Crude Scales Back Weekly Advance as China Downplays Trade Talks(抜粋)
Gold Posts Weekly Loss as Dollar Gains on Trade; Copper Reels(抜粋)

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