コンテンツにスキップする

英労働党、与党とのEU離脱協議打ち切り-政権弱体化で合意履行疑う

  • EU離脱巡る超党派協議「行き着くところまで行った」-コービン氏
  • メイ首相が「大幅な変更」を行った場合に限り妥協に含み

英野党・労働党のコービン党首は、欧州連合(EU)離脱に関し妥協点を見いだすことを目的とした与党との協議は「行き着くところまで行った」と述べた。交渉の限界を認めた格好で、メイ首相の離脱協定案が議会を通過することはほぼ絶望的となった。

BRITAIN-EU-BREXIT-POLITICS

労働党のコービン党首

Bloomberg

  コービン氏は、メイ首相が「大幅な変更」を行った場合に限りまだ妥協の可能性があると含みを持たせた。この発言でポンドは下落した。

  メイ首相は協定案の議会通過に向けて最後の望みをかけて労働党との妥協を模索した。だが、6週間におよぶ協議はさしたる進展を見ていない。政権の足下が揺らいでいることから、メイ首相の約束を次期保守党党首が履行するかどうか労働党は不信を強めている。

  メイ首相が保守党内の圧力に屈して6月の退任スケジュール確定に同意したことも、労働党に交渉終了を促した。ジョンソン前外相ら保守党の次期党首選に出馬する予定の数人はEU離脱強硬派で、労働党が求めるEUとの緊密な関係に強く反対している。

  「政権の立場はさらに不安定になり、権威は低下している。何らかの妥協で合意しても政権がそれを履行する能力」に対する信頼が揺らいだとコービン氏は述べた。

原題:Labour Calls Time on Cross-Party Brexit Talks With May(抜粋)
Labour Walks Out of Cross-Party Talks, Nixing May’s Brexit Deal

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE