コンテンツにスキップする

建築家ペイ氏が死去、ルーブル美術館のピラミッド設計-102歳

  • 「最も実用的で先見の明のある建築家」と評価される
  • 中国銀行タワー、ケネディ図書館なども手掛ける

米建築家のイオ・ミン・ペイ氏が死去した。102歳だった。パリ・ルーブル美術館のガラスのピラミッドやワシントンのナショナル・ギャラリー東館などを設計し、長年にわたって米建築界の中心的な人物として君臨した。

  息子のリ・チュン・ペイさんがニューヨーク・タイムズに明らかにしたところによると、ペイ氏は16日の早い時間に死去した。

Portrait d'Ieoh Ming Pei au muse du Louvre

ルーブル美術館のピラミッドとイオ・ミン・ペイ氏(1989年)

Photographer: Eric Bouvet/Gamma-Rapho via Getty Images

  ペイ氏は1983年に米プリツカー賞を受賞。その際、審査員は同氏が「20世紀の最も美しい内部空間と外部構造のいくつか」を提供したと評価した。

  「ペイ氏は最も実用的であると同時に最も先見の明のある建築家だ。彼の作品は現実世界の要求と芸術の夢の間で巧みに釣り合いを取っている」と、ニューヨーク・タイムズの建築評論家、ポール・ゴールドバーガー氏は 、89年にパリでルーブル美術館のピラミッドがオープンした際に記している。

  ペイ氏が手掛けた50を超えるプロジェクトには、ルクセンブルクのジャン大公現代美術館(2006年)や香港の72階建ての中国銀行タワー(1989年)なども含まれる。ボストンのジョン・F・ケネディ図書館(79年)やクリーブランドの「ロックの殿堂博物館」(95年)も設計した。

Images Of Cheung Kong Property Holdings Ltd. Developments As Company's Relists After Spun Off From CK Hutchison Holdings Ltd.

香港の中国銀行タワー

Photographer: Jerome Favre/Bloomberg

  ペイ氏は1917年4月26日に現在の中国・広州市で銀行家の息子として生まれた。17歳で建築を学ぶために渡米し、40年にマサチューセッツ工科大学で学士号、46年にはハーバード大学デザイン大学院で修士号を取得した。ハーバードでは近代建築の巨匠ワルター・グロピウス氏に学んだ。

  ペイ氏はかつて、「建築は実用的な芸術だと考える。芸術になるためには、必要性を礎として築かれなければならない」と発言している。

原題:I.M. Pei, Architect Who Designed Louvre Pyramid, Dies at 102 (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE