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ソニー株が今年高値、2000億円自社株買い-マイクロソフトと提携

更新日時
  • 前日比8.3%高の5812円と昨年12月17日以来の高値
  • マイクロソフトとクラウドコンピューティングとAIで提携

ソニー株が今年の高値を更新した。同社は16日に2000億円、発行済み株式総数の4.8%に当たる6000万株を上限に自社株買いを行うと発表した。

  株価は一時、前日比8.3%高の5812円と昨年12月17日以来の高値となった。ソニーの株価は、ゲーム事業の収益力鈍化などが警戒され、3月に4507円と17年10月以来の安値を付けた。その後は決算内容への安心感などから5000円台まで戻していた。

ソニー株の推移、一時は2017年以来の安値も

  発表資料によると、戦略的な投資機会や財務、株価状況などを考慮した。取得期間は17日から2020年3月31日で、市場での買い付けを予定している。2月にも1000億円を上限とする自社株買いの実施を表明し、上限到達により3月に取得を終了していた。今回の自社株買いは前回規模の2倍になる。

  3月末時点の現金の残高は1兆4700億円だった。今期(20年3月期)の連結営業利益計画は、3期ぶりの減益となる前期比9.4%減の8100億円となる見通し。

  みずほ証券の中根康夫シニアアナリストらは16日付リポートで、「印象はポジティブ」とし、「金額が前回から2倍になり、間髪入れずの取得枠設定で、経営陣のキャッシュフロー創出への自信、現在の株価水準に対する危惧、株主還元の意思などが感じられる」と評価した。

Sony Products and HQ as Tech Giant Reports Results Amid A Busy Week For Earnings

今年に入り2度目の自社株買いを発表したソニー

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  またソニーは16日、米マイクロソフトとクラウドコンピューティングと人工知能(AI)の分野で提携を模索していることを明らかにした。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の宮本武郎シニアアナリストは、「低調な株価や積み上がる手元キャッシュ、あるいはクラウドゲーミングという新技術の登場など重要な経営課題への対処は早い」とし、株価にポジティブと評価した。

(株価の動きを更新しました.)
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