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5月16日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが上昇、米経済指標が追い風-ポンドは下落

  16日のニューヨーク外国為替市場ではドルが主要10通貨の全てに対し上昇。貿易を巡る懸念が広がる中、堅調な米経済指標が米国株買いを誘った。メイ英首相の進退に関する不透明感で、ポンドは3カ月ぶり安値を付けた。

  • ニューヨーク時間午後4時23分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%上昇。一時は5月3日以来の高水準に達した。前日大幅に下げた米2年債利回りはこの日反発、2.2%近辺
    • 主要10通貨の中で米ドルに対し最も下げたのはオーストラリア・ドル
  • この日の米経済指標では、先週の週間失業保険申請件数が減少、5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は上昇。また4月の米住宅着工件数は予想を上回り、住宅セクターの勢いを示唆した
  • ポンドは対ドルで0.4%安の1.2794ドル。1.2788ドルで日中安値を付けた。英国の欧州連合(EU)離脱を巡るリスクが重し
    • ジョンソン前外相は、メイ首相の後任となるため保守党党首選に出馬する意向を確認。メイ首相には再び辞任圧力が高まっている
  • 資源国通貨はニューヨーク時間午後に日中安値圏。金、銀、オフショア人民元の下落が背景
    • オーストラリア・ドルは米ドルに対し0.6%安。一時は1月3日以来の安値
  • ドルは円に対し0.2%高の1ドル=109円84銭。109円97銭で日中高値を付けた
    • 110円より上にはまとまった規模の売りが控えている
  • ユーロはドルに対し0.2%安の1ユーロ=1.1175ドルと、4日続落
    • ユーロは対ポンドで9営業日続伸。2000年以来最長の上昇局面となった

欧州時間の取引

  ポンドがドルに対し3カ月ぶり安値、ユーロに対しては9営業日続落となった。オーストラリアの失業率が予想外に上昇したことで利下げ観測が広がり、豪ドルは米ドルに対し4カ月ぶり安値を更新。
原題:Dollar Boosted by U.S. Economic Data as Pound Drops: Inside G-10(抜粋)
Pound Drops on Political Risk, Aussie Off Fresh Low: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が3日続伸-企業決算や経済指標が支え

  16日の米株式相場は3日続伸。週初は通商対立激化を嫌気してリスク資産が大幅に売られたが、持ち直しの動きが続いている。米国債は反落した。

  • 米国株は3日続伸-一部企業決算や経済指標を好感
  • 米国債は反落-10年債利回り2.39%
  • NY原油2週ぶり高値-パイプライン攻撃でサウジがイラン非難
  • NY金先物は反落-株高で避難先としての需要減退

  S&P500種株価指数は前日比0.9%高の2876.32。ダウ工業株30種平均は214.66ドル(0.8%)高の25862.68ドル。ナスダック総合指数は1%上昇した。ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.39%。

  S&P500種は取引終了にかけて失速し、50日移動平均線をわずかに上回った水準で引けた。シスコシステムズやウォルマートの堅調な業績に加え、米住宅着工件数が市場予想を上回ったことが相場押し上げに寄与した。ただ、貿易摩擦への警戒感はくすぶっている。トランプ政権は前日、中国の通信機器メーカー、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)が国家安全保障の脅威になりかねない活動に関与したと認定し、取引しようとする米企業に許可取得を義務付ける対象リストに追加すると発表した。

  アビバ・インベスターズの米国株責任者、スーザン・シュミット氏は取材に対して、「貿易に影響を与えかねない非常に攻撃的なコメントを米政権が出し、13日のように市場がそれに大きく反応、その後に下げが緩むようにみえるというパターンになっている」と指摘。「企業活動は依然として、しっかりしている。市場関係者が事実とデータを重視する姿勢を維持できれば、相場は持ちこたえられる」との見方を示した。

  ニューヨーク原油先物相場は3日続伸し、2週間ぶり高値。サウジアラビアの主要パイプラインに対する今週の攻撃はイランの命令によるものだったと、サウジが非難。産油国同士の緊張激化が意識された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は85セント(1.4%)高の1バレル=62.87ドルで終了。4月下旬以降で最大の値上がり率だった。ロンドンICEの北海ブレント7月限も85セント上昇し、72.62ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。米国株の上昇を受けて、資金の避難先としての金の需要が抑制された。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.9%安の1オンス=1286.20ドル。
原題:Stocks Rebound for Third Day After Earnings, Data: Markets Wrap(抜粋)
Oil Rallies as Mideast Tensions Flare Over Saudi Pipeline Attack(抜粋)
Brightening U.S. Housing Outlook Boosts Copper as Gold Declines(抜粋)

◎欧州債:ドイツ債が上げを失う、米国債の下げで

  16日の欧州債市場でドイツ債は前日と変わらず。米国債が売られたことにつられ、午後に上げを失った。イタリアとスペインの国債は上昇。イタリアのディマイオ副首相の発言内容が手がかりだった。

  • フランスを中心に準中核国債が上昇した。フランス30年債とドイツ債との利回り差は1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小した
    • ポピュリスト連立政権のパートナーで反エスタブリッシュメント(既存勢力)政党「五つ星運動」党首を務めるディマイオ氏は、公的債務を増やす将来の予算に五つ星は賛成しないと述べた
  • ドイツ10年債利回りはマイナス0.10%で変わらず、フランス10年債利回りは1bp下げて0.29%、イタリア10年債利回りは7bp低下の2.68%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Bunds Erase Gains Following Treasuries; End of Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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