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サルビーニ副首相、伊首相への道は欧州議会選挙次第-予想シナリオ

  • イタリアの欧州議会選挙は5月26日、連立発足から1年の節目
  • サルビーニ氏、同盟が高い得票率なら五つ星との連立解消の道模索も

イタリアのポピュリスト連立政権を担うサルビーニ副首相は政権トップの座を狙うが、その行方は今月行われる欧州議会選挙の結果次第だ。

  右派政党「同盟」の書記長を務めるサルビーニ氏が反エスタブリッシュメント(規制勢力)政党の「五つ星運動」と手を組んでから約1年が経過した。イタリアでは5月26日に欧州議会選挙が行われる。

  同盟を欧州最大の政治勢力にするとの野心を明言してきたサルビーニ氏の今後に想定されるシナリオは以下の通り。前回2014年の欧州議会選挙で同盟の得票率は6%だった。

過激シナリオ:政権崩壊

欧州議会選挙で同盟が35%を上回る票を獲得した場合、サルビーニ氏は五つ星とたもとを分かつことを考える可能性がある。他の連立パートナーを模索する場合、短期的には不確実性が高まるものの、政府の見解が一貫したものになるとの見通しに投資家が期待を寄せる可能性がある。

公約維持シナリオ:政策の見直し

同盟が30%の票を得れば、サルビーニ氏は連立政権発足前に策定したプログラムの見直しを五つ星党首のディマイオ副首相に強く迫ることができるだろう。サルビーニ氏は2018年3月の総選挙前から掲げてきた公約の幾つかについては実現を強く主張するとみられる。特に移民抑制や減税などを優先させると予想されるが、ディマイオ氏はこれらに反対してきた。ビジネス寄りの同盟が反スタブリッシュメントの五つ星に対して優位に立てるこのような選挙結果を、投資家は歓迎するかもしれない。

変化なしのシナリオ:連立維持で、政権内の争いも続く可能性

同盟の得票率が芳しくなければ、サルビーニ氏は連立政権維持に傾くだろう。そうなれば、昨年と同じような予算を巡る欧州連合(EU)との対立が繰り返されると見込まれる。

原題:Salvini’s Choice: Push to Be Prime Minister Depends on EU Vote(抜粋)

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