コンテンツにスキップする

債券下落、米景気懸念の後退やオペ結果受けー利回りはスティープ化

更新日時

債券相場は下落。米国市場で堅調な企業業績や経済指標を受けて株価と長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、売りが先行した。日本銀行がこの日に実施した超長期ゾーンの国債買い入れオペの結果を受けて、午後は超長期債を中心に売りが優勢となり、利回り曲線はスティープ(傾斜)化した。

  • 長期国債先物6月物の終値は前日比7銭安の152円76銭。午後に一時152円74銭まで下落
  • 新発10年物354回債利回りは横ばいで開始後、0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.06%
  • 新発20年債利回りは0.5bp、新発30年債利回りは1.5bp、新発40年債利回りは1bpの上昇

市場関係者の見方

JPモルガン証券の山脇貴史債券調査部長
  • 米中貿易交渉の行方が目先のメインテーマなのは間違いないので、今後も関連ニュースは注視していく必要がある
  • 消費増税の延期を巡っては、今週末にかけてどのくらい関連報道が出てくるかや、1-3月期の国内総生産(GDP)速報も含め、今後1-2週間くらい市場の注目度が高い状況が続くだろう
  • 要人発言などを踏まえると増税延期の確率は5割近くまで上がっている可能性があるが、仮に延期となっても国債利回りは数bpくらいスティープ化する程度か

日銀オペ

  • 対象は残存期間10年超25年以下と25年超、買い入れ額は前回と同じ1600億円と400億円
  • 応札倍率は25年超で5.74倍と2014年10月以来の高水準、10年超25年以下は3.44倍に低下
  • JPモルガン証の山脇氏:
    • オペはなんとか無難と言える範囲内の結果だった
  • 備考:過去の国債買い切りオペの結果一覧

背景

  • 日経平均株価は0.9%高の2万1250円09銭と1週間ぶりの高値で引け
  • 東京外国市場の円相場は一時1ドル=110円台に下落
  • 16日の米10年国債利回りは前日比2bp高い2.39%程度。4月の米住宅着工件数が市場予想以上に伸び、5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数も予想以上に改善。時間外取引では2.38%程度で推移

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.165%-0.170%-0.060%0.350%0.525%0.550%
前日比 横ばい+0.5bp+0.5bp+0.5bp+1.5bp+1.0bp
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE