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英首相に6月前半までの退陣を与党議員要求か-欧州議会選後の観測も

  • 首相は保守党議員委の執行部と16日午前11時半から会談する
  • 「EU離脱協定法案」を6月3日の週に議会に提出すると政府は約束

メイ英首相は、与党の現職議員で構成する保守党議員委員会(1922年委員会)の執行部と16日に会談する。首相退陣に向けた「明確なロードマップ(行程表)」の提示を22年委は求めており、メンバー2人が匿名を条件に語ったところでは、首相には早期退陣要求が突き付けられることになりそうだ。

  メイ首相と22年委執行部との会談は英国時間午前11時半(日本時間午後7時半)から始まる。離脱推進派の保守党議員アンドルー・ブリッジェン氏はITVとのインタビューで、6月15日より前の退陣を同委は要求する見通しであり、首相が拒否した場合、新たな不信任投票実施に向けて党内の規則改正に動く可能性があると語った。

  残留支持派の保守党議員エド・ベイジー氏もITVの番組で、欧州議会選挙(5月23-26日実施)後にメイ首相が「辞任する可能性が高い」と述べ、首相は「見込みのない努力を続けることはできない」との見方を示した。

  メイ政権は欧州連合(EU)との離脱協定を国内法として法制化するための「EU離脱協定法案」を6月3日の週に議会に提出すると14日に約束し、時間を稼ぐ動きに出た。この週はトランプ米大統領が国賓として英国を訪問する。

  EU離脱の共同案策定に向けメイ政権と超党派協議を行っている最大野党・労働党のコービン党首のスポークスマンは15日、同党が法案を支持することはできないだろうと述べる一方、棄権するかどうかについては明言を避けた。この発言は法案の可決を同党が容認する方針か、あるいは決定がまだ行われていないだけかどちらかを示唆する可能性がある。

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原題:U.K.’s May Faces New Push to Oust Her as Brexit Heads to Endgame(抜粋)

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