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5月15日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル指数は上昇、弱い指標や貿易関連の報道が影響

  15日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数が3日続伸。4月の米小売売上高が予想外に減少した後、貿易関連の報道が響いたが、最終的にプラス圏を維持した。

  • ニューヨーク時間午後4時31分現在、ブルームバーグのドル・スポット指数は0.1%上昇。朝方は米国資産が逃避需要を集める中、同指数は一時約0.2%上昇。2年物米国債の利回りは2018年2月以来の低水準となった
    • トランプ大統領が自動車関税の判断を最大半年先送りするとの関係者情報が伝わった後にユーロが上昇し、ドル指数が上げをすべて失う場面もあった
    • 4月の米小売売上高は前月比0.2%減(市場予想0.2%増)、同月の米鉱工業生産指数は0.5%低下(予想は前月比変わらず)
  • カナダ・ドルとノルウェー・クローネはドルに対し値上がり。原油相場上昇が背景
  • ユーロは対ドルでほぼ変わらずの1ユーロ=1.1202ドル。自動車関税を巡る報道を受け、1.12ドル台を回復。一時は0.2%高の1.1225ドルで日中高値を付けた
    • これより先、イタリアの成長と雇用を後押しするためなら欧州連合(EU)の財政規律に違反するのはやむないとの見方をサルビーニ副首相が繰り返したことから、ユーロは1.1178ドルまで下げていた
  • ポンドはドルに対し0.5%安の1ポンド=1.2843ドルと、主要10通貨のうち最大の下げ
    • 英国のEU離脱を巡る問題が引き続き重し
  • ドルは対円で下げを埋め、前日比ほぼ変わらずの109円59銭

欧州時間の取引

  ユーロはドルに対し0.1%高。狭い値幅で推移した。財政規律を巡るイタリアとEUの見解の差があらためて懸念を呼び、イタリア国債とドイツ国債の利回り差が拡大した。
原題:Dollar Holds Gains Amid Trade Reports, Oil Recovery: Inside G-10(抜粋)
Euro Orbits $1.12, Shrugs Off Fresh Italy Concerns: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が続伸、米政権に通商対立緩和の動き

  15日の米株式相場は続伸。トランプ政権が貿易相手国・地域との緊張緩和に向けて動いている兆しが好感された。米国債も上昇した。

  • 米国株は続伸-S&P500種は2日間として約1カ月ぶり上げ幅
  • 米国債は上昇-10年債利回り2.37%
  • NY原油先物は続伸-ガソリン在庫が大幅減少
  • NY金先物は小反発-世界経済への懸念くすぶる

  S&P500種株価指数は前日比0.6%高の2850.96。ダウ工業株30種平均は115.97ドル(0.5%)高の25648.02ドル。ナスダック総合指数は1.1%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、2.37%。2年債利回りは一時、2018年2月以来の低水準となった。

  S&P500種のこの2日間の上昇幅は、2営業日としてこの1カ月余りで最大。18日が期限だった輸入自動車への追加関税措置導入の是非について、トランプ大統領が判断を最大6カ月先送りするとブルームバーグが報じたことが材料。報道を受けて自動車メーカーの株価が上昇した。また、ムニューシン米財務長官がメキシコ、カナダとの間で鉄鋼とアルミニウムへの関税措置を撤廃する取引に近づいていると述べたことも指数の押し上げに寄与した。

  BNYメロン傘下ロックウッド・アドバイザーズの最高投資責任者、マット・フォレスター氏はトランプ政権の動きについて、「自動車に関して世界の他の地域と同時に争うつもりはないという政治的な話が、この日明らかになった」と指摘。「米政権が貿易対立を軽減するというニュースはどんなものであっても、非常に好意的に受け止められる。きょうはそれが見られたということだ」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。取引開始後しばらく安値圏で推移していたが、米エネルギー情報局(EIA)が発表したガソリン在庫統計が112万バレル減と、アナリスト予想より大幅に落ち込んだことが分かり、上昇に転じた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は24セント(0.4%)高の1バレル=62.02ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント7月限は53セント高の71.77ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小反発。輸入車への追加関税措置の是非についてトランプ大統領が判断を最大6カ月先送りする見通しとの報道があったものの、世界経済の脆弱(ぜいじゃく)さを示す兆候に対処する上でこうした措置が十分かどうか、投資家は見極めようとしている。この日発表された米国の小売売上高と鉱工業生産指数はともに市場予想を下回った。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、0.1%高の1オンス=1297.80ドルで終了した。
原題:U.S. Stocks Rise on Signs of Easing Trade Tensions: Markets Wrap(抜粋)
Oil Advances as Shrinking U.S. Gasoline Supply Brightens Outlook(抜粋)
PRECIOUS: Gold Swings as Investors Weigh Global Growth Outlook(抜粋)

◎欧州債:ドイツ債利回り、16年以来の低水準に-イタリア債下落

  15日の欧州債市場ではドイツ債が長期物を中心に上昇。イタリア債の下げに反応したほか、ドイツ30年債入札も手がかりとなった。イタリア債は幅広い年限で取引終了までに下げ幅を縮小した。同国当局者は解散総選挙が早ければ9月に実施される可能性があると述べた。

  • ドイツ10年、30年債利回りはいずれも2016年以来の低水準に達した
  • ドイツ10年利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げてマイナス0.10%、 フランス10年債利回りは2bp低下の0.31%、イタリア10年債利回りは1bp上げて2.74%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:German Yields Touch Lowest Level Since 2016; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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