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Photographer: Paul Yeung/Bloomberg

日本の「過ち」学んだ中国、人民元安に傾く可能性-ドイツ銀

  • 米国による90年代前半の対日圧力、日本の不適切な政策招いた公算
  • 元高で得られる利益は一部が主張するよりも小さいだろう
Cables sit on top of Chinese one-hundred yuan banknotes in an arranged photograph taken in Hong Kong, China, on Monday, April 15, 2019. China's holdings of Treasury securities rose for a third month as the Asian nation took on more U.S. government debt amid the trade war between the world’s two biggest economies.
Photographer: Paul Yeung/Bloomberg

中国当局がかつての日米貿易摩擦から教訓を得ているとすれば、為替相場の柔軟性を縛る取り決めを米国と結ぶことには消極的になる公算が大きい。

  ドイツ銀行のオリバー・ハービー、シュレヤス・ゴパル両ストラテジストは13日のリポートで、米国が1990年代前半に経済で最大のライバルだった日本に圧力をかけたことで、日本当局の不適切な政策対応を少なくとも間接的に招いた可能性があると分析。これが日本側が望んでいなかった円高とデフレ長期化につながったと論じている。

  「中国は日本の過ちから学んだように見える」とリポートは指摘。「中国が日本と同じような行動を取り、元高を維持することで得られる利益は一部が主張するよりも小さいだろう」とし、日本の状況を見てきた中国当局は、元安となる結果への傾斜を強める可能性があると予想。「米国との貿易摩擦が一段とエスカレートすれば、人民元のさらなる大幅下落につながる公算が大きい」としている。

原題:Japan’s ‘Mistakes’ Could Give China Pause on FX Pact With U.S. (抜粋)

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