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MUFG:今期純利益は9000億円、ダナモン銀の利益貢献など期待

更新日時
  • 市場予想の9437億円を下回る、前期実績比では3.1%増益
  • 金融規制強化に対応するための関連コストは引き続き増加-三毛社長

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は15日、今期(2020年3月期)の連結純利益目標を9000億円と発表した。市場予想を下回った。

  MUFGが開示した決算資料によると、今期目標は前期(19年3月期)実績比で3.1%増益となる。ブルームバーグが集計したアナリスト16人の予想平均は9437億円。

  前期の純利益は、前の期比12%減の8727億円だった。外貨預貸金収益の増加により資金利益は4年ぶりの増益となったものの、海外での業容拡大による営業費用の増加や市場関連収益の大幅な減少により減益となった。クレジットカード子会社、三菱UFJニコスの新システム開発の中止による減損損失の計上も響いた。

  都内で会見した三毛兼承社長は「セールス&トレーディング部門は苦戦」したとし「ビジネスモデルの最適化が必要」と説明。今期について、世界的な金融規制の強化に対応するための関連コストが引き続き増えているとする一方、インドネシアの商業銀行大手ダナモン銀行の子会社化による利益貢献などが期待できるとの見通しを示した。

  米中貿易問題の影響については、「直ちに世界経済後退につながるとはみていない」とした上で、投資マインドの低下や企業活動の停滞につながることがないかは注視していくと述べた。

  前期の年間配当は3円増の1株当たり22円。今期はさらに3円増の25円になると予想している。

19年3月期決算の内容
  • 資金利益は前の期比0.8%増の1兆9228億円
  • 役務取引等利益は1.8%減の1兆3040億円
  • 国債売買益を含むその他業務利益は23%減の1574億円
  • 株式等関係損益は15%減の1126億円の黒字
  • 与信関係費用は58億円、403億円減少

  

(コメント部分を追加して更新します.)
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