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Photographer: Tomohiro Ohsumi

ゴールドマンの1兆ドル運用部門、押し目で買う-貿易戦争に動じず

  • 中国株を最近買い増し、ロング再開-ゴールドマン・アセット
  • 関税、最終的に世界成長を揺るがさない-コプシー氏
A police officer stands in front of buildings in Dalian, China.
Photographer: Tomohiro Ohsumi

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントは米中の貿易合意が成立することを非常に楽観しているため、中国株を最近買い増しした。米中の貿易関税に関するニュースで今月は市場が混乱したものの、同行の資産運用部門(運用資産約1兆4000億ドル=約153兆円)は、中国オンショア株のロングポジションを再開した。エグゼクティブディレクターのデービッド・コプシー氏が明らかにした。

  コプシー氏はロンドンから電話取材に応じ、「どんな交渉においても、テーブルに着く理由がなくてはならない」と、米国の対中関税引き上げに言及した。「これまでに発表された全ての関税を考慮すべき事象として扱うが、最終的に世界の経済成長を揺るがすものとは考えていない」と述べた。同氏が所属するポートフォリオ・ソリューションズ・グループは、約1150億ドルの資産を運用する。

  貿易摩擦のエスカレートで、過去1週間に世界の株式市場から時価総額にして約2兆6000億ドルが消失し、中国の輸出企業は厳しい状況に陥っている。それにもかかわらず、楽観的なのはゴールドマンだけではない。ロベコ・インスティテューショナル・アセット・マネジメントも米中間の問題解決に賭けており、市場が落ち着いた時点で押し目買いを入れようともくろんでいる。

Shanghai stocks have plunged as trade tensions returned

  ロベコでファンダメンタルエクイティーズの世界責任者を務めるファビアナ・フェデリ氏は、例えばドイツや日本、台湾の株式といった特に混乱に見舞われた市場に好機が訪れる可能性はあるとしたものの、急いで買いを入れるにはまだ時期尚早だと指摘した。同社の運用資産は約1820億ドルに相当する。

  ゴールドマンのコプシー氏率いるチームは、新興国市場を選好。中国の政策支援を背景に、新興国の経済成長は再び加速すると同氏はみている。人民元の弱さも中国が関税引き上げに対応する一助になるとの見方を示した。

原題:‘Buy the Dip’ Is Back as Goldman’s $1 Trillion Manager Pounces(抜粋)

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