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債券は横ばい、米中貿易摩擦の懸念緩和が重しー日銀オペ結果は無難

更新日時

債券相場は横ばい。先物の終値は3日連続で同水準となり、現物の新発債利回りも変わらずだった。米国のトランプ大統領の発言を受けて米中貿易摩擦への警戒感が和らぎ、日米の株価反発や米債安が上値を抑制した一方、世界経済減速への懸念が下支えした。日本銀行がこの日に実施した国債買い入れオペは無難な結果に収まり、材料視されなかった。

  • 長期国債先物6月物の終値は前日比横ばいの152円76銭と、3日連続で同水準。午前に152円80銭まで上昇した後は伸び悩み、一時152円74銭まで下落
  • 新発10年物354回債利回りはマイナス0.055%、新発20年物168回債利回りは0.36%、新発30年物62回債利回りは0.535%、新発40年物11回債利回りは0.56%と、いずれも横ばい

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト
  • 中国の経済指標悪化など米中貿易摩擦への懸念は尽きず、金利は低下方向のはずだが、米中協議に対する楽観や各国の政策期待もあり、しばらく板挟みの状態
  • 先物の終値は連休明けからほとんど動いておらず、10年債も先週の入札レベルでは上値が重い。40年債はヘッジ付き仏10年国債利回りと釣り合う水準だ
  • 明日の5年入札は139回債のレポが締まって国債補完供給も出ているため、ショートカバーや今後のオペに向けた在庫需要が見込まれる

日銀オペ

  • 対象は残存期間5年超10年以下、買い入れ額は4800億円と前回から据え置き
  • 応札倍率は前回の2.58倍を上回る2.73倍。平均落札利回り格差は0.001%
  • SMBC日興の竹山氏:
    • 無難な結果。先週の10年入札後は売れる物が増えているはずだが、新発10年物354回債は入札に比べて今の水準では売りづらい
    • 含み益がある10年物353回債などが先に落札されやすい
  • 備考:過去の国債オペ結果一覧

背景

  • トランプ大統領「中国と取引する」、適切な時期来れば-ツイート
  • 14日の米国市場では米中貿易摩擦への懸念が和らぎ株高・債券安。米10年国債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp)上昇の2.41%程度で引けた
  • この日の日経平均株価は0.6%高の2万1188円56銭と、8営業日ぶりに反発

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
不成立-0.165%-0.055%0.360%0.535%0.560%
前日比 ー 横ばい 横ばい 横ばい 横ばい 横ばい
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