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不調ソフトバンクG株に追い打ち、巨額自社株買いが終了

  • 株価は一時19年ぶりの高値、米ウーバー上場を材料に風向き変わる
  • 「安過ぎる」と決断した孫社長、一時1兆円の含み益は縮小中
孫正義氏

孫正義氏

Photographer: Akio Kon/Bloomberg
孫正義氏
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

わずか3営業日で10%超下落と、調整色を強めるソフトバンクグループ株に需給面でさらなる懸念材料が浮上した。2月以降、株価押し上げの一因になってきた巨額の自社株買いが終了したためだ。

  ソフトバンクGは14日、6000億円を上限とする自社株買いが終了したと発表。2月6日の取得表明以降の累計取得総額が上限に達した。消却を伴う会社側の株主還元姿勢が評価され、株価は4月16日に一時1万2090円と2000年のITバブル以来、19年ぶりの高値を付けた。

6000億円の自社株買い表明後の株価推移

  しかし、筆頭株主となっている米配車サービス最大手のウーバー・テクノロジーズの株価が振るわず、風向きは変わった。新規上場するウーバーの公開価格が仮条件レンジの下限近辺で決まり、10日のソフトバンクG株は5%以上下落。ウーバーの初値は公開価格を割り込んだ。ソフトバンクG株は14日まで3営業日続落し、自社株買い表明翌日の2月7日以来の水準にまで逆戻りした。

  孫正義社長は2月、発行済み株式総数の10%に及ぶ巨額の自社株買いを表明した会見で、「私も株主。その私はこれ安過ぎるぞと思っている」と決断に至った理由を説明。その後の株高で自身の含み益が1兆円程度増加する場面もあったが、今後は自社株買いのプラス効果は望めない。

SoftBank Group CEO Masayoshi Son Presentation After 4Q Earnings Announcement

「株価が安過ぎる」と自社株買いを行ったソフトバンクGの孫社長

Photographer: Akio Kon/Bloomberg
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