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ボストン連銀総裁:貿易戦争の影響見極めは時期尚早

  • 今月末までに合意あるかどうかさえ分からない-ローゼングレン総裁
  • 新たな関税が続けば物価に持続的影響、便乗値上げの可能性も

ボストン連銀のローゼングレン総裁は、エスカレートする貿易戦争やそれに伴う金融市場の反応が米経済に打撃を与えて金融政策を変更させるほど長く続くか判断するのは時期尚早だと述べた。

  ローゼングレン総裁は13日にボストンでインタビューに応じ、経済「見通しについて考えるのは少し早過ぎる」と述べ、「これは輸入品に対する一時的な増税だ。その影響が全面的に生じるのは6月1日だ。今から今月末までに合意があるかどうかさえ分からない」と付け加えた。

  米株式相場と商品相場は13日に大幅安。米国が先週、中国製品2000億ドル(約22兆円)相当への関税引き上げを発動したのに対抗し、中国政府は米国製品に幅広く関税を上乗せすると発表した。

  ローゼングレン総裁は新たな関税が長引けばいずれ経済成長を圧迫し、インフレ高進の要因になる可能性を認めた。多くの輸入品の価格が上昇するだけでなく、そうした輸入品の競合製品を手掛ける企業も便乗値上げする可能性もあると指摘。約50年ぶりの低失業率を背景に賃金が上昇する中、米国で製造する多数の企業は既に値上げ圧力にさらされている。

  同総裁は「タイトな労働市場では特にこの状況が持続する可能性がある。この環境での値上げ能力は、労働市場により大きなスラック(たるみ)がある環境よりも大きいかもしれない」と分析した。

原題:Rosengren Says Fed Needs More Time to Weigh Trade War Impact(抜粋)

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