コンテンツにスキップする

【米国株・国債・商品】ダウ617ドル安、国債急伸-中国が報復関税

更新日時
People walk past the New York Stock Exchange.

People walk past the New York Stock Exchange.

Photographer: Spencer Platt/Getty Images North America
People walk past the New York Stock Exchange.
Photographer: Spencer Platt/Getty Images North America

13日の米株式相場は大幅下落。中国が幅広い米製品に対する関税引き上げという報復措置を表明したことが打撃となった。米国債は資金の避難先としての需要が高まり、大きく上昇した。

  • 米国株は大幅安-ダウ617ドル安
  • 米国債は大きく上昇-10年債利回り2.40%
  • NY原油先物は3日続落-米中対立で需要見通しに陰り
  • NY金先物は2月以来の大幅高-1300ドル台

  S&P500種株価指数は前週末比2.4%安の2811.87と、約4カ月ぶりの大幅安。ダウ工業株30種平均は617.38ドル(2.4%)安の25324.99ドル。ナスダック総合指数は3.4%安と、今年に入ってから最大の下落率となった。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、2.40%。一時は2.39%を割り込み、3月以来の低水準を付けた。

  中国は対中輸出の規模が大きい一部米企業を標的とした。航空機製造のボーイングと鉱業・建設機械メーカーのキャタピラーはともに4%超の下げ。アップルは5.8%下げた。

  一方、トランプ米大統領は6月下旬の20カ国・地域(G20)首脳会合の期間中に中国の習近平国家主席と話をすることを示唆した。米政府は残る約3000億ドル(約32兆8000億円)相当の中国からの輸入品に対する新たな関税措置については、取引終了後に詳細を公表した。

  JPモルガンETFのグローバル・マーケット・ストラテジスト、サマンサ・アザレロ氏は「中国が最大限速やかに報復措置を発表したことは、米国の言いなりになるつもりはないという明確なシグナルだ」と指摘した。

  ニューヨーク原油先物相場は3営業日続落。米中の通商対立激化で原油の需要見通しに陰りが生じた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は62セント(1%)安の1バレル=61.04ドルで終了。一時は2.7%上昇する場面もあった。ロンドンICEの北海ブレント7月限は39セント安の70.23ドル。

  ニューヨーク金先物相場は上昇。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は1.1%高の1オンス=1301.80ドルで終了。中心限月として2月19日以来の大幅高となった。中国が米製品に対する報復関税を発表し、両国の通商対立が激化。株式相場への重しとなったことを受けて、避難先として金が買われた。

原題:Stocks, Commodities Tumble as China Strikes Back: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Rally as Suggestion of Chinese Selling Rings Hollow (抜粋)
Oil Retreats as Chinese Tariffs Escalate Trade Battle With U.S. (抜粋)
Gold Jumps as ‘Confused’ Investors Seek Haven From Trade Tumult(抜粋)

(第5段落に市場関係者の見方を追加し、国債相場を最新にして更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE