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アップルへの反トラスト訴訟可能、米最高裁が継続認める判断

更新日時
  • 消費者はアップルがアプリ価格を人為的につり上げていると主張
  • 保守派のブレット・カバノー判事がリベラル派判事4人の意見に賛同

米アップルが市場での優位性を利用し、「アップストア」でのアプリ価格を人為的につり上げているとして消費者に訴えられていた問題で、米連邦最高裁判所は13日、反トラスト訴訟を進めることは可能だとの判断を下した。

  賛成5、反対4だった今回の判断により、同社がアプリ販売で開発業者に請求する30%の手数料に対し、削減を求める圧力が高まる可能性がある。原告側弁護士はこれまで、過払いの消費者を代表して数億ドルを求める意向を明らかにしている。アップルは5.8%安の185.72ドルで取引を終了した。

  アップル側はこの訴訟について、直接の製品購入者だけが反トラスト法に基づいて高過ぎる料金の賠償請求を行うことができるとした、1977年の最高裁の判例に反すると主張していた。

  リベラル派判事4人の意見に賛同した保守派のブレット・カバノー判事は、アップストアの顧客はアップルから直接購入していることからこの基準に当てはまると判断した。

  アップルは「事実が提示されれば当社が勝利する自信があるほか、アップストアはいかなる基準でも独占事業ではないと確信している」と主張。アップストアではアプリの84%が無料だと指摘した。

  原告側弁護団の一人であるマーク・リフキン氏は今回の判断について「消費者を巡る環境が厳しくなる中、消費者にとって大きな勝利だ」とコメントした。

  アップルやその他のハイテク企業大手はこれまで、反トラスト訴訟が認められれば、アップル以外にもグーグルやアマゾン・ドット・コム、フェイスブックなどオンライン販売を手がける企業を相手取る訴訟が起こされ、多額の費用が発生しかねないとの見解を示している。

原題:Apple Must Face IPhone App Antitrust Suit, Supreme Court Rules(抜粋)

(株価を更新し、アップルと原告弁護団のコメントを追加します.)
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