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中国、737MAX認可条件に国産ジェット優遇求めていた-関係者

  • MAXが就航した2017年、中国当局者が米側に交換条件を提示
  • 米連邦航空局は拒否したが中国はMAXを認可-関係者

ボーイングの737MAXが就航を控えていた2017年、同機は異例の外交交渉の対象となっていた。

  ボーイングと欧州のエアバスが支配する世界の航空機製造市場に参入を目指す中国当局は、中国が開発中のジェット機を優遇することを交換条件にボーイングの国内使用を認可する可能性を米当局側に示した。米連邦航空局(FAA)は中国への航空機を含めて米国からの輸出増加を探る米通商担当者からの要請を拒否したが、中国は結局、MAXを認可した。交渉について知る関係者3人が明らかにした。

Boeing Co. Holds 737 Max Software And Training Update Briefing

ボーイングのレントン工場の生産ラインにある737MAX

写真家:David ライダー・システム / Bloomberg

  中国は今年3月のエチオピアでの737MAX墜落事故を受けて、真っ先に同機の運航停止措置に踏み切った国の1つ。昨年10月のインドネシアでの墜落に続く事故だった。中国が737MAXの運航再開許可に前向きかどうかは注目を浴びる見通しで、米国との緊迫した通商協議を背景にこの問題が重くのしかかる可能性もある。

複雑な関係

  米国と中国の航空業界と規制の枠組みは、何十年にもわたり複雑で時に緊張した関係にあった。 2000年代にFAAは中国と密接に協力して、より成熟した規制監督システムの構築を助けた。その結果、事故率が劇的に低下し、関係が緊密化した。

China's Comac C919 Passenger Aircraft's Maiden Test Flight

COMACのC919

写真家:Qilai Shen / Bloomberg

  だが中国は、国産ジェット機の認可に米国が消極的なことに不満を感じている。中国商用飛機(COMAC)の双発地域ジェット機ARJ21は14年に中国で就航したが、米国での商用飛行は承認されていない。

  COMACはまた、大型の航空機C919を製造。200人近い旅客を輸送できる同機は、MAXやエアバスのA320neoと直接競合するモデル。FAAがMAXを認可したすぐ後の17年5月に初飛行したが、数年間は就航の見通しはない。

原題:China Said to Link 737 Max Approval to Support for Its Own Jets(抜粋)

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